今回のヒーローは、楽天イーグルス、小郷裕哉選手。昨シーズンは自己最多の120試合に出場し二桁本塁打を記録するなど才能を開花。若手野手のリーダー格として、さらなる飛躍を期待されているニューヒーローの胸のうちに迫ります。

小郷選手がファンの心を鷲掴みにしたシーンは?

ファンの声:
「好きですねイケメンなので 」「かっこいいじゃないですか」
「いつもグラウンドで笑顔のところと、元気いっぱいでみんなを盛り上げてくれるところが大好きです」
「YouTubeとか選手のインスタとか見ていても、すごい面白いなって思う」
「伊藤裕季也選手と仲いいところとかを見ていて、面白いなとは思います」
「あのすぐ泣いちゃうとこが、かわいくて好きです」

TBC

みなさん、誰のことか、わかりましたか?
昨シーズン、最もファンの心を鷲掴みにしたシーンといえば・・・。

ファンの声:
「去年の阪神戦でエラーでの失点後、小深田選手のホームランで泣いていた時に、
すごく真面目な方なんだなと思って。そこから応援し始めて、推しの選手になりました」

TBC

そうです、小郷裕哉選手です。

楽天主軸としての自覚と危機感

昨シーズン、初の二桁ホームランやチーム2位となる打点49を叩き出すなど、いくつもの部門でキャリアハイの成績を残した小郷裕哉選手。

TBC

今シーズンも、開幕からここまで全試合出場、イーグルスの主軸として存在感を増しています。

番組ディレクター:
「主力として自覚、一方で危機感はありますか」
楽天 小郷裕哉選手:
「どっちもですね。今は試合に出られていますけど、すぐ足元すくわれる可能性もあるので、常に危機感を持ちつつも、試合に出ている以上はチームの勝敗に関わってくるので、自分の成績が。そこは僕たちの世代がやらないと駄目なので、自覚を持ってやっています」

TBC

結果を残した次の年。大事なシーズンになると意気込み臨んだ今年の春季キャンプでしたが、思わぬアクシデントが・・・。
右足首を痛め、1軍を離脱。スタートダッシュにつまづいてしまいます。

TBC

楽天 小郷裕哉選手:
「焦りはありましたね。今年、大事なシーズンという中でキャンプ早々にけがをしてしまって。最初はちょっと気持ちが落ちたけど、でもまだ開幕してないということで、しっかり気持ちを切り替えて“プラスになる期間にしよう”と思っていました」

野球ができないときに出会った言葉とは

焦る気持ちの中で、出会った言葉があります。
「人間万事塞翁が馬」。
一見、不運に思えたことが幸運につながったり、その逆だったりするので、一喜一憂しないということのたとえです。

TBC

楽天 小郷裕哉選手:
「(その言葉を)その時に知りました。野球をできないときにいろいろと調べて、いい言葉を見つけた。けっこう響きました」

練習できない日々を少しでもプラスに変えようと、去年からの課題に真摯に向き合いました。

楽天 小郷裕哉選手:
「体を動かせなかったので、しっかり三木監督や雄平コーチと、去年の振り返りをしたり、“今年どうやっていこうか”という頭の中での取り組みとか、怪我が治ったらやっていく事をいろいろ考えて。あとはしっかり休んで、けがを治すっていうのをやっていました」

TBC

番組ディレクター:
「リハビリ期間の取り組みは?」
楽天 小郷裕哉選手:
「あまり詳しくは言えないですけど、幅広くいろんな形で打てるようにというか、
いろいろなピッチャーに対応できるようにする事を、より詰めていきたいというテーマでやっていた」

小郷選手、理想の選手像を語る

リハビリ中の取り組みが身を結び、今年はここまでリーグ最多安打を記録。
(5月18日時点)
主に1番バッターとしてイーグルスを牽引しています。

楽天 小郷裕哉選手:
「1日1本は最低限目標にやっていて、今は1番打者が多いんですけど
1番打者はやっぱり出塁が役割なので、より多く出塁してホームに帰ってくるというのをやっています。
(Q、課題は?)
ずっと先輩に頼っていたらダメなので、もっと打点を上げる。
今は点が入らない試合続いているので、しっかりもうちょっと機能できれば」

TBC

小郷選手がこだわるのが長打力。譲れない理想の選手像があります。

楽天 小郷裕哉選手:
「ホームランを打てて、盗塁もできる選手が僕は理想。ヒットをいっぱい打てる人はたくさんいるが長打を打てる人は希少価値高い。そこを僕は追い求めている。
それでヒットになっちゃったならいいですけど、はなからヒットを狙いにいくのは、あまり好きじゃないので、そういう選手を目指してやっています。
(今シーズン)長打があまり出ていないが、キャンプをやっていなかったので、今がキャンプ中ぐらいなので、のちのち体が追いついてくると思うので、そこから長打もどんどん打てるようになると今のところ思っています。ちょこちょこやっている場合じゃないので」

TBC

『長打をどんどん打てるようになる』と語ったインタビュー当日(4月25日)の日本ハム戦、小郷選手はすぐさま有言実行をしてくれました。

実況:
「初球とらえた、大きい当たりどこまで伸びいく〜!スタンドに入りました、ホームラン!好調、小郷裕哉、初球をライトスタンドに運んでいきました、第1号!」

TBC

1番バッターとして打席に入った1回裏、初球をとらえ見事ホームランを放ちました。

人気!?「オゴユキコンビ」

ファンの間で人気なのが大学の同級生・伊藤裕季也選手とのオゴユキコンビです。

TBC

ファンの声:
「最初に好きになったのが、オゴちゃん(小郷選手)と(伊藤)裕季也とのオゴユキコンビだった」
「オゴユキが好きです。仲良いもんね」

「楽天イーグルス2023シーズン総集編」の映像の中でも・・・。

楽天 田中和基選手:
「 普段から仲良しですが、最近の仲良しエピソードを教えてください」
楽天 伊藤裕季也選手:
「この前一緒にしゃぶしゃぶしましたね」

小郷選手 伊藤選手 田中選手

仲の良さが伝わってくるやり取りに癒やされるファンが続出。
しかし、こんな意見もありました。

ファンの声:
「最近絡みが少ない気がするので、ちょっと気になるところです。心配です」

現状に満足せず「高みを目指したい」

そんな声に、小郷選手は・・・。

楽天 小郷裕哉選手:
「最近は表舞台では絡んでないですけど。(4月9日に)次女が生まれ、そのとき妻が入院していた。長女もいるので僕がバタバタするということで、伊藤家にお泊りしていました。けっこう仲良くやっています」

TBC

試合前に家族の写真を見るのがルーティンだという小郷選手。
4月9日に誕生したお子さんについて尋ねると・・・。

TBC

楽天 小郷裕哉選手:
「寝ておっぱい飲んで排泄の繰り返しです。本当に生命力感じます。
(Q、キュンとくる仕草は)
縦に抱いたときのペタ〜ンとここに来る感じですね。アレがけっこう好きです」

ここまで攻守に安定感を見せている小郷選手ですが、まだまだ現状に満足はしていません。自己採点すると何点なのでしょうか。

楽天 小郷裕哉選手:
「(背番号の)51点ぐらいですね。けがからスタートしたシーズンなので、今 問題なくプレーできているのはいいが、もっとチームの順位もそうですし、僕の個人的な数字をもっともっと高みを目指したい。
去年エラーを5個しちゃったんですけど、守備頑張ります。今年はみてください」

TBC

【tbcテレビ ヒーローインタビューより】