給食の牛乳を飲んだ一部の児童と生徒が体調不良を訴えた問題です。牛乳の提供を再開した仙台市と多賀城市では、不安を感じるとして合わせて674人から「牛乳を飲まない」と申し出があったことが分かりました。

この問題は4月、給食の時間に東北森永乳業の牛乳を飲んだ一部の児童と生徒が腹痛などを訴えたものです。保健所の検査などで、異常が確認されなかったため仙台市と多賀城市は5月17日から、同じ牛乳の提供を再開しています。

TBC

子どもが不安を感じる場合は保護者からの申し出により、個別に牛乳を飲まないことも認められていて、これまでに仙台市で、113校・611人、多賀城市で、8校・63人から申し出がありました。

郡仙台市長:
「必ず飲んでくださいとは申し上げませんので、どうしても飲めないという人に対してはそれを尊重する」

郡仙台市長

また、塩釜市、利府町、岩沼市の一部の学校でも20日から、東北森永乳業の牛乳の提供を再開していてこちらはいずれも、これまでに申し出はないということです。