戦後の人々の暮らしなどを収めた写真の展示会が宮城県石巻市で開かれています。撮影場所が分からない写真もあり、主催者は情報の提供を呼びかけています。

この写真は、73年前の石巻市中心部の商店街です。大売出しの横断幕の下を、自転車に乗った人たちが行き交います。写真展では、1951年にアメリカ軍の医師として来日したジョージ・バトラー大尉が撮影した145点が展示されています。バトラー大尉は、現在の航空自衛隊松島基地に勤務しながら、当時としては珍しいカラーフィルムで周辺のまち並みなどを収めました。

TBC

主催者NPO法人石巻アーカイブ小野寺豊代表理事:
「震災でほとんどこの原風景が残っていないところも多いので、懐かしいやあったあったと言う客が多い」

会場には、撮影した場所が分からない「未発表写真」も展示され、情報の提供を呼び掛けています。今後は、73年前と現在の風景を見比べてもらうよう、まちの中にパネルも設置します。

TBC

主催者NPO法人石巻アーカイブ小野寺豊代表理事:
「昭和26年のまち並みや人の様子がカラー写真で写っているのは非常に貴重。多くの人に見てもらいたい」

写真展は、8月19日まで、石巻市中央2丁目の「ホシノBOXピア」で開かれます。