宮城県は、県内でクマの目撃情報が急増していることなどから、人への被害のリスクが高まっているとして28日、県全域にクマ出没警報を出し警戒を呼びかけています。
県自然保護課 大山慶一郎総括課長補佐:
「クマによる人身被害のリスクが高まっていることから、クマ出没警報を発令します」
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県によりますと、県内では6月に入りクマの目撃情報が178件寄せられていて、過去5年間の同じ時期の平均139件を大きく上回っています。
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また、例年7月は1年で最もクマの目撃情報が多くなることから、注意報を経ずに、きょう県全域にクマ出没警報を出しました。警報が出るのは今年度初めてで、期間は7月31日までです。
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県自然保護課 大山慶一郎総括課長補佐:
「人の存在が分かるように複数で行動し大きな声で人がいることを知らせたり、クマ鈴をつけたりラジオを鳴らしたりして山に入ってほしい」
県内では今年度、クマによる人身被害は報告されていませんが、目撃は301件に上っています。
県は「これからの時期は夏休みに入りレジャーを楽しむ人も増えるが、クマにとってはエサが少なくなり行動範囲が広くなる時期でもある」として、警戒を呼びかけています。