年末年始に欠かせない「イクラ」仕入れ値が去年の2倍 そのワケは「秋サケ」不漁 でも、店頭価格は抑え気味… 仙台
tbc東北放送12/3(火)19:00
師走に入り、これから年末年始の準備を始める家庭もあるかと思います。物価高が収まらぬまま迎えた歳末商戦、この時期に欠かせない食材にも影響が及んでいるようです。
仙台市民の台所、仙台朝市。新鮮な海産物や野菜などを求め、朝早くから多くの客でにぎわっていました。

南真央記者:
「師走に入り店頭にはマグロやカズノコなどの年越しや正月用の食材が多く並んでいます」

次々と客が訪れますが、気になるのは物価高の影響。買い物客はー。
買い物客:
「大変ね。やっぱりね。いつも(年越しの食材は)ぎりぎりになって高くてもしょうがないかなと思って買うんですけど」
「正月だからいいかっていうのは多少ありますけど、おいしいのを少し食べられればいいかなと」
仕入れ値が去年の2倍なのが「イクラ」
朝市の鮮魚店は「海産物は全体的に去年に比べると値上がりしていて、なかでも仕入れ値の上がり幅が大きいのは『イクラ』」だと口を揃えます。

細川商店 細川芳弘社長:
「全体的には価格が上がっていますよ。ちょっと高いなと思うのはホタテの貝柱、後は醤油漬けのイクラ。マグロは大体横ばいだと思います」

また、こちらの店ではイクラのは仕入れ値が去年の2倍近くに跳ね上がっています。それでも店頭価格の値上げ幅は、100gあたり1800円と300円アップ程度にとどめています。

浜伸渡邊商店 渡邊由佳さん:
「(お客さんは)やっぱり高いねってびっくりされています。値上げはできないので、なるべく利益を抑えて販売しているんですけど、元値が高いので仕方ないんですよね」
なぜ「イクラ」仕入れ値が上がったのか?
なぜ、イクラの仕入れ値があがっているのでしょうか。仙台市卸売市場の関係者によりますと、県産の秋サケは今年ほとんど流通がないということに加え、北海道の記録的な不漁がイクラの品薄に拍車をかけているということです。

このように、店では、物価高でもこれ以上の値上げは避けたいとして価格に転嫁をしにくいということでした。

また、全国の百貨店やスーパーが取り扱う「おせち」の価格も、帝国データバンクによりますと、7割ほどの企業が価格を去年と据え置きか下げていて、値上がりはここ数年では、緩やかということです。

帝国データバンク仙台支店の中村肇情報部長は「物価の高止まりが続くなか、消費者が手に取りやすい価格を考えたことなどが考えられる」としています。




