11日からの春の交通安全運動を前に、10日、宮城県亘理町で出発式が開かれ、子どもたちが交通事故防止を呼びかけました。
小学生の宣言:
「交通ルール、守るあなたが守られるを合言葉に、ここに交通安全の宣言をいたします」
10日開かれた出発式には、亘理警察署から防犯大使を委嘱された地元の小学生6人や住民らおよそ40人が参加しました。
式では、亘理警察署の加藤俊明署長が「高齢者の事故が増加傾向にある」と述べたあと、さっそくパトカーが交通安全の巡回に出発しました。
防犯大使らは、JR亘理駅前に移動して、ビラを配って注意を呼びかけました。
亘理警察署 大宮隼人交通課長:
「子どもたちの声を訴えかけることによって、より効果的な広報活動を展開しようと思ってます。高齢者の事故防止につながるような広報活動を展開していければ」
県警によりますと、県内の去年一年間での交通死亡事故は37件37人で、このうちの半数は高齢者が占めているということです。
春の全国交通安全運動は5月20日まで行われます。