宮城県登米市の小学校で31日、不審者の侵入を想定した防犯訓練が行われ、職員が児童を避難させる手順などを確認しました。

登米市立錦織小学校で行われた防犯訓練は、敷地内に不審者が侵入したという想定です。不審者に気づいた職員が対応にあたる間、別の職員が110番通報するとともに、校内放送で児童たちに避難を呼びかけました。

TBC

放送:
「児童の皆さんは至急移動してください」

そして、教室で授業を受けていた児童たちは、慌てず静かに体育館に避難しました。

錦織小学校 高須由美校長:
「玄関の施錠、防犯ブザーの確認など当たり前のことを毎日欠かさずにやっていくことが大事」

TBC

このあと、児童たちは登下校中に不審者から声をかけられた際の対応の仕方について学びました。

不審者役:
「お母さんが病院に運ばれたから一緒に車に乗って行くべ、病院に連れていってやるから・・・・」

TBC

児童:
「僕のお母さんの名前はわかりますか・・・・助けて!」

登米市では2021年11月に市内の子ども園に刃物を持った不審者が侵入する事件が起きています。また、登米警察署管内では、去年1年間で小学生に声をかけるなど、不審者情報が5件寄せられています。