高齢者が運転免許の更新に必要な講習などを専門に行う全国初の施設が、今月27日にさいたま市で開所するのを前に、施設の内部が公開されました。

今月27日に、さいたま市岩槻区に開所するのは全国初となる高齢者が運転免許の更新に必要な講習などを専門に行う施設、「岩槻高齢者講習センター」です。

施設には運転技術をテストする専用のコースが設けられたほか、運転に必要な記憶力や判断力をテストする検査室なども設置されていて、高齢者講習を行うのに特化した施設になっています。

更新についてはこれまで通り、鴻巣市にある運転免許センターなどで手続きをする必要があります。

開所のきっかけは、講習を受けるまでの「待ち日数」だということです。

埼玉県内では高齢ドライバーの増加を受け、当時、講習の案内が届いても、すぐには受講できない状態が続いていたということで、「待ち日数」の解消などを目的に開所されます。

埼玉県警 金泉 豊 運転免許課次席
「全国初の施設で、これをきっかけに埼玉県では待ち日数については、ほぼほぼ解消されるというような形で管理をしていくことによって、他の都道府県の良い見本になればいいなと考えております」

ほかにも手続きの円滑化や高齢者の負担軽減が期待されています。