壊れていない住宅の屋根について「修理工事が必要」などとウソをつき、高齢の男性からカネをだまし取ろうとしたとして、29歳の男が逮捕されました。

逮捕されたのは、東京・府中市の職業不詳・片山洸生容疑者(29)です。

片山容疑者は去年10月、八王子市内の男性(当時75)の自宅を訪れ、「屋根が崩れかかっているのが見えた」「小学生がけがしたら危ない」などとウソをつき、修理工事の代金としておよそ43万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。

警視庁によりますと、修理当日には別の男2人が男性の自宅を訪れましたが、修理する様子はなく、不審に思った男性が警視庁に相談して事件が発覚したということです。

東京の多摩地区では似たような手口の相談が複数あり、警視庁が片山容疑者との関連を調べています。