■陸上・日本選手権 最終日 女子800m決勝(30日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)

女子800m決勝が行われ、昨夏インターハイ王者の久保凛(16、東大阪大敬愛高2年)が2分3秒13で初優勝を飾った。

大会3冠を狙う田中希実(24、New Balance)らとの勝負に競り勝ち、自己ベストもマークする快走をみせた。

久保は予選では2分03秒60の全体1位で決勝進出を決めていた。この日は雨が降る中、序盤から前方でレースを展開し、外から迫ってくる田中や卜部蘭(29、積水化学)よりも前に出てラスト1周へ。スパートをかけてきた田中に対し、バックストレートから久保も落ち着いてスピードを上げ、最後の直線でさらにギアを上げて振り切り、1着でフィニッシュ。卜部が2分04秒26で2位、田中は2分05秒14で7位でゴール。

レース後、久保は「日本選手権で優勝することができたので、次はオリンピックや世界陸上にいけるようにしっかりこれからも練習に励んでいきたいなと。初めての日本選手権で優勝したことで、自分にとっても自信になりました」と、大舞台での優勝を噛みしめた。

【女子800m結果】
1位 久保凛 2分03秒13
2位 卜部蘭 2分04秒26
3位 渡辺愛 2分04秒33