台風16号は、25日9時「強い」勢力となりました。今後は急速に発達しながら北上を続け、一番上のランクの「猛烈な」勢力になる予想。来週後半は本州の南に近づく恐れも。マリアナ生まれの台風は発達しやすく、過去、大きな災害をもたらしているため警戒が必要です。

台風16号「猛烈な」勢力に発達予想

画像A

おととい(23日)、グアムやサイパンなどのマリアナ諸島付近で発生した台風16号。25日9時現在、フィリピンの東にあって、1時間に15キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧980hPa。中心付近の最大風速35m/s。今後も海面水温30℃位と、高い領域を北上するため急速に発達。あす(26日)には「非常に強い」勢力に、28日には一番上のランク「猛烈な」勢力となり、中心気圧910hPaまで発達する予想。まだ、予報円が大きく、進路予想に幅がありますが、来週後半30日(木)〜10月1日(金)頃、本州の南まで近づく恐れがあるため、今後の動向に警戒が必要です。

マリアナ生まれの台風 発達しやすい

画像B

過去、マリアナ諸島付近で発生した台風は、日本に甚大な被害をもたらしているものが多いため、警戒が必要です。気象庁は、顕著な災害をもたらした自然現象に対して、後世に経験や教訓を伝えるために、重要な災害に命名します。命名された台風はこれまでに10個あり、伊勢湾台風など半分がマリアナ生まれや、マリアナ育ち。しかも9月から10月に襲来しています。最近では、令和元年東日本台風(2019年台風19号)がマリアナ育ちで、東日本の広い範囲に記録的な大雨をもたらしました。神奈川県箱根では日降水量922.5mm と、これまでの日本記録であった高知県魚梁瀬の851.5mm (平成23年7月19日)を上回りました。

早めの対策を

画像C

マリアナ生まれの台風16号、来週は本州に大きな影響が出る恐れがあるため、最新の情報をこまめに確認すると同時に、ハザードマップの確認、屋外の飛ばされやすい物を片付ける、大雨に備えて側溝の掃除をするなど、早め早めの対策をとりましょう。