北海道では前線が停滞している影響で、ここ数日間雨が強まっています。特に8日は道北や道南で記録的な雨となった所があり、9日から10日にかけても道南方面を中心に雨が続きました。現在、雨は広くおさまっていますが、今後、明日(12日)の朝にかけて再び雨の強まる所が多くなりそうです。どこでどのくらい降るのかなど、詳しく解説します。

明日朝にかけて局地的に激しい雨が降り、大雨の恐れ

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今日(11日)これから夕方にかけては、道北や道央、オホーツク海側を中心に晴れ間の出る所が多く、いったん天気は落ち着いた状態が続く見込みです。しかし、夜には前線がやや北上し、前線上に新たに発生する低気圧が北海道付近に近づく予想となっています。
そのため、夜には道南方面から雨が降り出し、日付が変わる頃にはその他の地域にも次第に雨雲の範囲が広がります。明日午前中にかけては雷を伴って、雨脚の強まる所が多くなる見込みです。未明から朝にかけてが雨のピークとなる所が多く、局地的には1時間に30ミリから40ミリとバケツをひっくり返したような激しい雨が降る見込みで、合計で100ミリを超える大雨の降る恐れがあります。

特に道南方面では、これまでに降った雨によって、すでに地盤が緩んでおり、いつもより少ない雨でも川が増水したり、土砂災害につながる恐れがあります。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意してください。

なお、ここ数日は道南方面が雨の中心でしたが、今夜から明日朝にかけては全道の広い範囲で雨が強まりそうです。最新の気象情報を確認するようにしてください。

道北では地震の影響も出る恐れ 土砂災害に十分注意

道北では未明に強い揺れを何度か観測しました。そのため、特に揺れの大きかった上川地方の中川町では大雨警報・注意報の発表基準を通常よりも引き下げて運用しています。
さらに中川町では、今月8日に統計史上1位となる、日降水量167.0ミリの雨を観測しました。数日前に記録的な雨になったあと、地震の影響で地盤が緩んでいる恐れがあるということで、いつもよりも災害に繋がりやすい危険があります。また、気象庁によると今後1週間程度は震度5強程度の揺れを起こす地震に注意が必要とのことです。地震や雨による土砂災害には警戒してください。
最新の気象情報や近くの市町村からの情報を確認したり、事前に避難場所を確認しておいたりと、もしもの時の準備を早めにしておくとよいでしょう。