きょう25日は、北海道で気温が上がり、午前中から真夏日に迫る暑さになっている所も。関東から九州は23℃前後で、比較的快適な暑さになっています。この先は、日に日に湿度が上がり、蒸し暑くなりそうです。熱中症にご注意ください。

北海道に暖気流入 北日本で7月並みの暑さ

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きょう25日は、日本付近は広い範囲で高気圧に覆われています。
北海道や東北北部には、高気圧の縁をまわるように、南から暖かな空気が流れ込んでいます。

フェーン現象の影響もあり、北海道のオホーツク海側で特に気温が上がり、午前中から真夏日に迫る暑さになっている所も。
きょう25日正午までの最高気温は、北海道佐呂間町で29.5℃。その他、網走市で28.1℃、北見市、帯広市で27.6℃など、今年一番の暑さとなっています。

北日本では7月並みの暑さになっている所もありますが、東日本、西日本は23℃前後の所が多く、平年並みで、快適な暑さです。

気温が上がっている北海道では、日が暮れる頃から気温が急降下します。
あす26日朝にかけて、一気に20℃くらい下がる所もありますので、気温の変化にご注意ください。

この先は日毎に蒸し暑く

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この先は、湿った暖かい空気が流れ込みやすくなるため、日を追うごとに気温だけでなく、湿度も高くなるでしょう。

週末は最高気温が25℃以上の夏日地点が一気に増え、西日本から東日本の内陸部では30℃近い暑さになる所もありそうです。

湿度が高くなるほど、熱中症の危険性が高まります。水分補給はこまめに、暑さを避けて過ごすなど、熱中症に十分ご注意ください。

あると便利 熱中症対策グッズ

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夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。