台風2号は2日(金)にかけて沖縄にかなり接近し、大荒れの天気が続くでしょう。また、3日(土)にかけて梅雨前線が西日本や東日本に停滞し、前線の活動が活発化する見込みです。九州から関東甲信、北陸は広く大雨となる恐れがあります。

台風2号が沖縄に直撃

画像A

大型の台風2号は、1日(木)は宮古島に接近しています。台風は次第に進路を東よりに変え、2日(金)は沖縄本島地方にかなり接近するでしょう。

先島諸島は1日(木)、沖縄本島地方は2日(金)にかけて、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転する恐れがある猛烈な風が吹く見込みです。屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。沿岸の海域では、うねりを伴い、先島諸島では猛烈なしけ、沖縄本島地方と大東島地方は大しけとなっています。高波に厳重な警戒が必要です。また、台風本体の活発な雨雲がかかり、2日(金)にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。

梅雨前線の活動が活発化 大雨に警戒

画像B

梅雨前線は1日(木)は西日本から北上し、3日(土)にかけて、西日本から東日本に停滞するでしょう。前線に向かって、台風からの非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となる見込みです。

1日(木)は九州から近畿は雨や雷雨で、夕方以降は所々でバケツをひっくり返したような激しい雨が降りそうです。東海や関東甲信、北陸も夜は次第に雨が降るでしょう。2日(金)は九州から関東甲信、北陸にかけて広く活発な雨雲や雷雲がかかり続け、局地的に滝のような非常に激しい雨が降りそうです。警報級の大雨となる所があるでしょう。3(土)も関東など太平洋側を中心に雨や雷雨が続き、さらに雨量が増える見込みです。四国や近畿、東海、関東甲信を中心に所々で総雨量が平年の6月ひと月分の雨量に匹敵、または超すような大雨が予想されています。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

なお、今回の雨で、関東甲信や北陸でも梅雨入りとなる可能性があります。

すっきりしない天気

画像C

台風が過ぎた後は、沖縄は梅雨の晴れ間となる日が多いでしょう。ただ、10日(土)頃から雨の降る日が続く見込みです。九州から東海もいったん日差しが届きますが、6日(火)以降は曇りや雨のすっきりしない天気となる日が多いでしょう。関東甲信は8日(木)以降はぐずついた天気となりそうです。東北も来週は曇りや雨の日が増えるでしょう。

最高気温は平年並みか低い日が多い見込みです。極端な暑さはないでしょう。ただ、湿気が多く、ムシムシ、ジメジメする日が多くなりそうです。食品の管理にお気をつけください。