きょう2日(金)からあす3日(土)にかけて関東甲信は局地的に非常に激しい雨が降り、大雨の恐れがあります。きょうの帰宅時間は交通機関に影響が出るかもしれません。道路の冠水や低い土地の浸水などに注意が必要です。

夜遅くなるほど雨の降り方が強まる 沿岸部は強風も

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きょう2日(金)の関東甲信は、前線の影響で広い範囲で本降りの雨となっています。昼ごろからは所々で雨脚が強まり、関東北部や長野県で激しい雨や雷雨となる所があるでしょう。関東南部も夜は発達した雨雲や雷雲がかかりそうです。

雨のピークは、甲信では夕方から夜遅くにかけて、関東北部は夜からあす未明にかけて、関東南部は夜遅くからあす朝にかけてです。雷を伴って非常に激しく降る所もあるでしょう。滝のような雨で、道路があっという間に冠水してしまうような降り方です。また、沿岸部では風が強く、横なぐりの雨となる所があるでしょう。

このため、今夜の帰宅時間は交通機関に影響が出ることが考えられます。最新の情報を確認し、出来るだけ早めに帰宅するとよいでしょう。

あす3日(土)にかけて 平年6月ひと月分以上の雨が降る所も

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きょう2日(金)6時から、あす3日(土)6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 150ミリ
関東地方南部 250ミリ
甲信地方   250ミリ
その後、あす3日(土)6時から、あさって4日(日)6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 およそ50ミリ
関東地方南部 50から100ミリ
甲信地方   およそ50ミリ

たった1日〜2日程度で、平年6月ひと月分以上の雨が一気に降ってしまう所もあるでしょう。雨のピークが、空が暗い時間帯にあたりますので、土砂災害や浸水の危険度が高いエリアにお住まいの方は、明るいうちの避難を心がけてください。

都市部での大雨 注意点は

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街中で大雨が発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。

②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。

③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。