この先は梅雨前線の動きに注意が必要です。特に週明けは湿った空気が流れ込み、所々で雨雲が発達する予想です。また、北陸と東北も、そろそろ雨の季節への備えが必要になりそうです。

梅雨前線停滞

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あす11日(日)以降、来週の前半にかけて、梅雨前線が日本の南に停滞する見込みです。

九州から関東では来週前半を中心に雨が降り、特に週明けは前線の活動が活発となって、太平洋側などで雨の量が多くなる所がありそうです。沖縄も週中頃に、まとまった雨となる可能性があります。

東海などは、先日の大雨で地盤の緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害につながるおそれがあり、注意が必要です。

また、北陸や北日本も曇りや雨のマークが目立ってきます。北陸の平年の梅雨入りは6月11日で、今年もそろそろ本格的な雨の季節を迎えそうです。

台風3号は北上

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台風3号は週明けにかけて強い勢力を維持して、日本の南に進むとみられます。13日(火)には、暴風域を伴ったまま、伊豆諸島の南を通過するおそれがあります。

小笠原諸島では13日頃に大荒れとなり海は大シケとなるおそれがあるほか、伊豆諸島でも海が荒れる可能性があります。
また、台風から離れた地域でも、うねりが届いて、海岸で波が高くなる所がある見込みです。

台風の進路予想には、まだ少し幅があるため、今後も台風情報に注意が必要です。

晴天は限定的

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再来週は、前半は近畿から北海道で晴れる所が多く、梅雨入りしている近畿から関東で、貴重な梅雨の晴れ間となりそうです。

一方、後半は全国的にぐずつき、東北も梅雨のシーズンとなる可能性があります。

気温を見てみると、関東から西では最高気温が30℃近い日が多くなります。曇りや雨マークのついている日でも気温は高めで、雨が降ると湿気が多くなってかなり蒸し暑くなる予想です。

カラッとした暑さからムシムシとした不快な暑さとなり、熱中症になるリスクも高まります。梅雨入り前と同じ気温でも体感が変わるため、体調管理に注意して下さい。