今日29日、気象庁からこの先の1か月予報が発表されました。気温は全国的に平年並みか高く、沖縄・奄美は平年より高くなるでしょう。3月上旬は気温が乱高下し、日々の寒暖差が大きくなりそうです。3月中旬以降は高温傾向となり、桜の開花が平年よりも早まる所も。

数値予報モデルによる予測結果

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この先1か月平均の地上気圧は、カムチャツカ半島付近で平年より低いですが、シベリア高気圧の日本への張り出しは弱く、冬型の気圧配置は弱いでしょう。また、日本の南海上は気圧の谷となり、沖縄・奄美付近を中心に、前線などの影響を受ける見込みです。

上空約1500mの気温は、華北付近や日本の東海上で平年より高く、日本付近も平年より高い見込みです。
このことから、この先1か月の気温は北日本、東日本、西日本ともに平年並みか高く、沖縄・奄美は平年より高くなるでしょう。各地でこの先も「高温傾向」となりそうです。

週ごとに見ると、来週にかけての3月上旬は、気温が上がったり下がったり乱高下します。3月中旬から下旬にかけては、全国的に平年より高めの気温で推移するでしょう。ちょうど桜の開花時期に高温傾向の予想が出ていることから、桜の開花は早まる可能性があります。

桜開花予想 全国的に平年並みか平年より早い 東京・名古屋など3月21日

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昨日28日、日本気象協会が発表した桜の開花予想です。
2024年春の桜の開花は、全国的に平年並みか平年より早くなる見込みです。東日本や北日本ほど平年より早くなるところが多いでしょう。

今年の桜の開花は、3月21日に東京、名古屋、岐阜、高知からスタートする見込みです。3月末までに、九州から北陸にかけての広い範囲で開花するでしょう。4月に入ると、桜前線は東北地方を北上し、4月2日には仙台で、4月下旬には北海道へ到達し、札幌は25日に開花するでしょう。

この冬(12月〜2月)の気温は、期間を通してみると全国的に平年より高く、12月〜1月の高温は、温暖な地域では休眠打破の遅れにつながったと考えられますが、2月の高温は、各地の桜の開花を早める方向に働いたとみられます。

今日発表された1か月予報によると、3月上旬の気温は、平年並みの所が多いでしょう。来週にかけて急に寒くなる日もあり、寒暖差が大きくなりそうですから、ご注意ください。
3月中旬から下旬の気温は各地で平年並みか平年より高い見込みです。このため、桜の花芽は順調に生長し、開花は全国的に平年並みか平年より早くなるでしょう。

※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること

ひと雨ごとに春本番近づく 沖縄・奄美で雨多く、日照少ない

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この先1か月、沖縄・奄美は、前線や湿った空気の影響を受けやすいため、降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少ない見込みです。
沖縄・奄美を中心に雨の降る日が多く、大雨の日も出てきそうです。
また、北日本、東日本、西日本はいずれも、降水量と日照時間は平年並みでしょう。春本番が近づくにつれて、晴れの天気が長続きせず、周期的に雨が降りやすくなりそうです。気温が高めの予想が出ていることもあり、日によってはまとまった雨になりそうです。雨が予想される日にはどんな降り方になるのかなど、情報にご注意ください。

また、冬型の気圧配置が弱いため、向こう1か月の降雪量は、北・東日本日本海側で平年並みか少ない見込みです。ただ、急な大雪には油断できません。

3月に入っても大雪警戒 今週末は日本海側で大雪や猛吹雪

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3月に入っても、雪の情報に注意、警戒が必要です。
明日1日は次第に冬型の気圧配置に変わって、上空にはこの時期としては強い寒気が南下する見込みです。
週末にかけて、北陸や東北から北海道の日本海側を中心に断続的に雪が降り、雪の量が増える所もあるでしょう。特に新潟県や東北の日本海側では山沿いを中心に積雪が急増する所がありそうです。

また、秋田県では明日1日から2日にかけて、山形県や北海道の日本海側では2日は「暴風雪警報」が発表される可能性が「中」程度あると予想が出ています。暴風雪によって、見通しが悪くなることも考えられますので、車の運転は交通の影響などにも十分ご注意ください。


【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方