明日18日以降、沖縄・奄美はくもりや雨の日が続き、間もなく梅雨入りとなりそうです。来週は関東から九州でも梅雨のはしりとなって、ムシムシした暑さとなるでしょう。熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

週末 沖縄・奄美で梅雨入りか

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明日18日(土)は沖縄付近に前線が停滞する見込みで、日中は雨や雷雨の時間があるでしょう。奄美も雲が多く、雨雲のかかる所がありそうです。
19日(日)以降も晴れ間が出ることはあっても、くもりや雨の日が続くため、梅雨入りが遅れている沖縄・奄美(平年は沖縄は5月10日ごろ、奄美は5月12日ごろ)では、早ければ明日18日(土)にも梅雨入りとなる可能性があります。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。

来週 九州〜関東で「梅雨のはしり」 18日(土)の日差し有効活用を

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北日本から西日本にかけては、明日18日(土)は高気圧に覆われて広く晴れる見込みです。
一方、明後日19日(日)は、前線が沖縄付近から本州の南にのびるため、東日本と西日本は太平洋側ほど雲が広がりやすく、沿岸では雨の降ることがあるでしょう。

20日(月)は前線や湿った空気の影響で、東日本や西日本で雨となりそうです。北日本でも雨の降る所があるでしょう。
21日(火)以降は、太平洋高気圧が勢力を強め、前線が沖縄付近から本州の南岸に停滞する見込みです。そのため、九州から関東にかけては雲に覆われやすく、雨の降る日があり、「梅雨のはしり」となりそうです。明日18日(土)の日差しを有効に活用してください。一方、北日本は日差しの出る日が多いでしょう。

西日本から北日本では梅雨入りはもう少し先ですが、暖かく湿った空気の流れ込み具合によっては、西日本の太平洋側を中心に降水量が多くなる可能性があります。九州南部や北部、四国は昨年は5月29日〜30日ごろに梅雨入りしていて、今年も5月下旬に梅雨入りの予想となっています。西日本では長雨の季節が近づいてきています。
東海から東北北部にかけての梅雨入りは6月中旬と予想されていて、昨年よりも遅くなりそうです。ただ、いまのうちから早めに梅雨の準備を進めておくと良さそうです。

「カラッとした暑さ」から「ムシムシした暑さ」へ 熱中症に注意

明日18日(土)以降も気温の高い傾向が続きそうです。明日18日(土)の最高気温は、名古屋は30℃の予想で、内陸では30℃以上の真夏日の所が多くなりそうです。東京都心は29℃と真夏日に迫る暑さとなり、札幌でも25℃と夏日の予想です。湿度は低く、カラッとした暑さでしょう。

ただ、来週は暑さの質が変わりそうです。20日(月)は、雨の降る東京や名古屋で暑さはいくらか落ち着きますが、湿度が高く、蒸し暑いでしょう。
21日(火)以降は、東北から九州、沖縄で最高気温が25℃以上の日が多く、内陸では真夏日となる所がありそうです。ムシムシとした暑さが続き、熱中症のリスクが高くなります。風通しの良い服装で、こまめに水分や休憩をとるよう心掛けてください。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。