今年は台風の発生が遅く、まだ発生していません。ただ、23日、南の海上には台風のたまごともいえる熱帯低気圧が発生しました。熱帯低気圧の発達具合や進路の予想はまだ幅があり、最新の情報に注意を。

南の海上に「台風のたまご」ともいえる熱帯低気圧が発生

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台風の発生数は夏から秋にピークを迎えますが、南の海上は年間を通して暖かく、冬や春も台風が発生することは珍しくありません。2019年や2018年も1月に台風1号が発生しています。

今年は台風の発生が遅く、5月下旬ですが、まだ台風が発生していません。ただ、23日、南の海上には「台風のたまご」ともいえる熱帯低気圧が発生しています。

列島への影響は?

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この熱帯低気圧は、今後は北西へ進み、フィリピンに近づく可能性があります。その後の進路の予想には幅がありますが、海外や国内の気象予測モデルでは、来週は本州の南岸付近に近づくと予想するものや、本州の南の海上へ進むと予想するものもあります。

来週も日本付近に前線が延びる見込みで、前線に向かって、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する可能性もあります。

まだ、この熱帯低気圧の発達具合や進路の予想は不確定要素が大きいですが、列島に影響を与える恐れもあり、最新の情報にご注意ください。