17日(月)も、北日本は所々で雨雲や雷雲が発達。空模様の急変に注意。一方、西日本には梅雨前線が延びてきて、雨の範囲がゆっくりと広がる。

北日本は引き続き大気不安定 西からは梅雨前線

今日17日(月)も、上空の寒気の影響が残り、北日本は大気の状態が不安定。未明から明け方にかけて、東北の日本海側で雨雲が発達し、山形県酒田市で1時間31.0ミリと、局地的に激しい雨が降りました。
東北は昼頃まで、北海道では夜にかけても、所々で雨雲や雷雲が湧くでしょう。お出かけの時に晴れていても、急に降りだす強い雨や、落雷、突風に注意が必要です。

一方、西からは梅雨前線が延びるでしょう。
沖縄は朝晩を中心に雨や雷雨。九州南部は断続的に雨で、夜になると滝のような非常に激しい雨の降る所があるでしょう。九州北部も雲が多く、午後3時前後から雨。次第に本降りになりそうです。
中国と四国、近畿、東海、関東甲信、北陸にかけて、日中はおおむね晴れますが、夜は、西の地域から雨の範囲が広がり、時間が遅くなるほど降り方が強まってくるでしょう。明日18日は、太平洋側を中心に雨が激しく降りそうです。

雷雲が近づくサイン

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北海道と東北は、今日も雷雲が湧きやすい状況が続きます。

外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。