12月に入り、各地で冬本番。さらに、今年はラニーニャ現象も発生中で寒さの厳しい冬となりそうです。寒くなると、コートやセーターなど衣替えのほかに、厚手の寝具に変えたり、こたつやストーブなどの暖房器具を出したりなど、季節の変わり目には準備がたくさんありますね。今回は冬支度についてお伝えします。

12月は暖房器具も本格的に稼働

東京でも12月ともなると、晴れていると日中は日差しの暖かさを感じる日もありますが、朝晩は10度を下回り、暖房器具も本格的に稼働するというお宅も多いかもしれません。
最低気温が15度を下回ると、そろそろこたつを出すようになる目安と言われています。東京では10月中旬以降、最低気温が15度を下回るようになってきます。
また、古くから「亥の日の火入れ」といって、旧暦の10月(亥の月)にあたる11月最初の亥の日に暖房の火入れを行うとされてきました。12月ともなれば、東京などもこたつを出すお宅も多く、厚手のコートやダウンも本格的に出番となりますね。


車の冬装備をする目安は?

こたつなどの暖房器具や冬物の衣類の他にも、冬への備えが必要です。その一つは、車の冬装備です。
北海道や東北の日本海側では既に雪が降り積もった所が多く、一足先に冬装備も万全かと思いますが、雪の少ない地域やほとんど降らない地域では準備はまだまだ…という方も多いかもしれません。
地域によっては、平地での雪が降る目安として、「あそこの山に3回雪が降ったら、こっちでもそろそろ雪が降る」などと、目安にしている地域もあるようです。といってもなかなか予想するのは難しいため、週間天気や2週間天気予報で、天気傾向を確認しておくと良いでしょう。
この先の天気予報に「雪マーク」がついていたら要注意。「雨マーク」でも気温が低めの時はみぞれになることも考えられます。朝晩は路面の凍結にも注意しなければいけません。
また、天気予報で、「上空に強い寒気」「冬型の気圧配置」などの言葉が聞かれたら、この場合も注意が必要です。日本海側はもちろんですが、冬型の気圧配置では晴れることが多い太平洋側にも一部地域に雪雲や雨雲が流れ込むことがあります。

太平洋側は「南岸低気圧」に要注意

また、太平洋側で要注意なのは、「南岸低気圧」です。本州の南岸を通るような低気圧が予想され、上空に寒気も流れ込むことが予想される場合は、雪が降ることも考えて、あらかじめ準備しておくと安心です。急に慌てることのないよう、早めに交換しておくと良いでしょう。
ただ、天気予報で雪の予想が出たとたん、タイヤ交換をしてもらえるガソリンスタンドなども急に混みあってしまいます。直前になって焦らないように、早め早めに、晴れている日に交換をしておくと良いですね。
また、車のタイヤを、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換するだけでなく、トランクには、スノーチェーンや、雪かき棒、スコップ、牽引ロープなどを積んで置いたり、万が一、車が立ち往生してしまった時などに備えて毛布などの防寒具と簡易トイレも用意しておくと安心です。

ラニーニャ現象が発生中 大雪と寒さに要注意

2021年の秋からラニーニャ現象(太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く現象)が発生しており、2022年にかけての冬の終わりまで続く可能性が高くなっています。ラニーニャ現象の発生したシーズンは、例年あまり雪の降らない西日本の地域でも大雪になったり、寒さが来ることがあります。
ラニーニャ現象が発生した2017〜2018の冬は、西日本で32年ぶりの寒い冬となりました。福井では豪雪になり、北陸自動車道で、1500台もの車の立ち往生が発生しました。
また2018年1月には都心で4年ぶりに積雪が20cmを超えるなど、雪の少ない太平洋側でも大雪となりました。2020〜2021年にもラニーニャ現象が発生し、普段雪の少ない九州などでも積雪となったり、北陸では24時間で1m以上の降雪があり、観測史上1位の記録を更新するほどの大雪になりました。
今シーズンも、普段雪の少ない地域でも万全の冬支度をして、安心して冬を乗り越えたいものですね。