二十四節気では、秋分もそろそろ終わり、いよいよ秋が深まる10月です。10月は、新米をはじめ、さまざまな収穫物があり、ハロウィンや神嘗祭など収穫に感謝する行事が行われます。
朝晩は虫の声がどこからともなく聞こえてきますね。
マスクをしているのですっかり気が付きにくくなっている香りですが、秋の訪れを知らせてくれる金木犀の香りもすでに漂い始めています。
園芸家の皆さんは、秋分を過ぎると、冬野菜の種まきや、春先のチューリップやヒヤシンスなどの球根を植える時期到来で植え付けの計画をされているかもしれませんね。
風にゆれる花々、昼間の雲や夕日、夜の星空も、秋ならではの味わい深い風景がそれぞれありますね。
五感を使って楽しめることが満載の10月です。カメラをもって自然を満喫できる場所にお出かけしてもよいかもしれません。今月も10月の旬を見ていきましょう。

10月に旬を迎える食材たち

<野菜など>
しめじ、しいたけ、まつたけ、まいたけ、えのき、エリンギ、マッシュルームなどのキノコ類、かぼちゃ、ぎんなん、さつまいも、さといも、じゃがいも、青梗菜、つるむらさき、冬瓜、むかご、ルッコラ、かぶ、あずき、落花生、ごま、他

露地物のショウガも出まわりはじめているので、ショウガご飯などは、いかがでしょうか?上記の秋の味覚を一緒に炊き上げたご飯は格別ですね。
夏の収穫後の貯蔵で甘みがまし、食べごろとなるかぼちゃや冬瓜。かぼちゃはハロウィンの代表的な野菜です。神様に備えたものを、火が通りにくいものから順々に「おいおい」「めいめい」鍋にいれて煮込んだために、その名がついたという説もある「いとこ煮」も美味しいですね。

<果物>
いちじく、かき、かぼす、すだち、かりん、栗、ゆず、りんご、他

すだちは10月で旬も終わりでしょうか。青蜜柑も出回りはじめました。
いちじく、かきはサラダにいれても彩がよく美味しいです。
栗の渋皮煮や栗の甘露煮作りも楽しみな季節です

<魚、海産物>
いわし、えぼだい、うなぎ、かつお、さけ、いくら、さば、さわら、さんま、はたはた、はも、ぼら、いせえび、毛ガニ(季節により北海道の各地を移動)、他

秋冬に旬を迎える赤カマスは、一寸ごとに味が変わると言われ、大きいほど美味しいとされています。20cm程度なら開き干し、30cm程度は煮付けや塩焼き、40cmにもなると脂ものり、身がしまるので刺身にできるほど美味しいと言われています。


新米の楽しみ方をアレンジ。自宅でもできるおこげの作り方

白米や季節の旬食材のご飯で楽しむのは、秋ならでは。楽しみつくしたい方に、簡単だけど少しアレンジを加えたレシピをご紹介します。

●カリカリおこげの素
<材料>
温かいご飯300g(お茶碗二杯程度)

<作り方>
1、ご飯をバットに広げ、水で軽く濡らした手でおさえ、薄く伸ばします。
2、1を天日もしくは室内で干します。ご飯が乾燥してバットからはがれたら、上下を繰り返し、適当な大きさに手で割って、さらに1〜2日完全に乾かします。最後に一口大に割り、ポリ袋などで保管します。

保存は常温で半年ほど持ちます。食べる時に、油で揚げたり炒めたりします。
中華あんかけや、ラープ(タイ風サラダ)、スープに浮かべたりして、カリカリサクサク感と香ばしさをお楽しみください。

<参考>
萩野恭子 「「とっておきの保存食 安心手しごと90品」NHK出版

今年の栗名月は、10月8日。栗を使ったお菓子を頂き、月を愛でてみましょう

お月見といえば9月の「十五夜」が有名ですが、「十三夜(じゅうさんや)」はご存知ですか? 古来、完全な形より、少し不完全な部分もあるのが味わい深い十三夜は、「十五夜」に次いで美しく、両方を味わうのが風流とされてきました。ちょうど栗や豆の収穫期に当たり、これらをお供えするために、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれています。十三夜は旧暦の9月13日、現代の暦では年ごとに異なり、2022年は10月8日(土)の月がそれにあたります。

スイーツ店には、秋のお菓子が目白押しですね。栗の渋皮煮、和栗ペーストや洋栗ペーストのモンブランの他、さまざまな季節のお菓子を探してみるのも楽しいですね。
今月も五感を使って季節をぜひ楽しんでください。素敵な10月をお過ごしください。