ヤニック・シナー
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2021年の同大会では準優勝という成績を残している21歳のシナー。今大会、シードのため初戦となった2回戦で世界ランク58位のL・ジェレ(セルビア)、3回戦で第21シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、4回戦で第6シードのA・ルブレフ、準々決勝で同54位のE・ルースブオリ(フィンランド)を下し4強入りを決めた。
この日、開始早々から激しいストローク戦となるとシナーが先にブレークに成功。ゲームカウント4-1とリードするも第7・第11ゲームでアルカラスにブレークを許す。それでも終盤の第12ゲームでブレークバックに成功しタイブレークに突入。先にミニブレークに成功したシナーだったが2度のミニブレークを許し、第1セットを先取される。
それでも続く第2セット、シナーは第1ゲームでブレークに成功。第4ゲームでブレークバックを許したものの、第9ゲームで2度目のブレークを奪い、セットカウント1−1に追いつく。
迎えたファイナルセット、シナーが第2セット同様に第1ゲームでブレークに成功。右足を痛めたアルカラスの反撃を凌ぐと第7ゲームで2度目のブレークを奪い、3時間1分の激闘を制した。
勝利したシナーは決勝で第4シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第14シードのK・ハチャノフを7-6 (7-5), 3-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
一方、敗れたアルカラスはマイアミ・オープン2連覇とはならず、3日付のATP世界ランキングで1位から陥落することが決定。N・ジョコビッチ(セルビア)がNO.1に返り咲くこととなる。