優勝したメドベージェフ、準優勝のルーネ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は21日にシングルス決勝が行われ、第7シードのH・ルーネ(デンマーク)は第3シードのD・メドベージェフに5-7, 5-7のストレートで敗れ、大会初制覇を逃しツアー通算5勝目とはならなかった。試合後の会見では「期待しすぎてしまった」と振り返った。

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20歳のルーネは今季、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で大会初の準優勝。翌週のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)では2連覇を達成したが、前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では3回戦で姿を消している。

この試合の第1セット、第5ゲームで40-15とし2度のブレークチャンスを握るも活かせなかったルーネ。終盤となった第12ゲームでメドベージェフに1度目のブレークポイントをものにされ、先行を許す。

続く第2セットではルーネが第1ゲームでブレークに成功。第4ゲームでブレークバックを許すも第7ゲームで2度目のブレークを奪う。しかし、ゲームカウント5-3とリードして迎えた第9ゲームから4ゲーム連取を許し、1時間42分で力尽きた。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルーネのコメントを掲載し「今の僕の気持ちは明らかにベストではない。でも、これまでのクレーシーズンが自分にとって良いものであったということも考えなければならない。4大会中3大会で決勝に進出した。そういう意味では文句のつけようがないね。今、僕のことをご存知の方も多いと思うけど、僕はタイトルを獲得することにとても熱心な人間なんだ。惜しいことをしたけど、そこから学ぶことができるだろうね」と語った。

「この試合はとても緊張していたと思う。準決勝はとても素晴らしいものだった。自分ではそうしないように言っていたのに、期待しすぎてしまったのかもしれない。彼(メドベージェフ)は素晴らしかったし、コートの後ろから本当にしっかりとしたプレーをしていた。彼にとってクレーコートでの初タイトルだね。クレーコートでもいい未来が待っていると思うし、彼は全てのコートで素晴らしい選手だよ」

優勝を飾ったメドベージェフはこれでツアー通算20勝目。「ATPマスターズ1000」では6つ目のタイトルとなった。

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