優勝を果たしたスイトリナ(画像はマドリッドOP)
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのストラスブール国際(フランス/ストラスブール、レッドクレー、WTA250)は27日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク3位のE・スイトリナ(ウクライナ)が世界ランク56位のA・ブリンコワを6-2, 6-3のストレートで破り、産休からのツアー復帰後約2ヵ月でタイトル獲得となった。また、今大会で得た賞金はすべて母国ウクライナの人道支援に寄付すると発表した。

>>西岡 良仁ら全仏OP組み合わせ<<

>>日比野 菜緒ら全仏OP組み合わせ<<

シングルスキャリアで16個のトロフィーを獲得し、四大大会では2019年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でベスト4入りを果たしている28歳のスイトリナ。

昨年10月に男子テニスのG・モンフィス(フランス)との間に第一子を出産。その後、復帰に向けトレーニングを続けたスイトリナは今年4月に約1年ぶりに復帰を果たした。

復帰後は思うように勝ち星をあげられずにいたが、今大会は3試合に勝利し決勝へ進出。

決勝戦、スイトリナは10度のブレークチャンスをブリンコワに与えたもののブレークを3度に抑える粘りのプレーを披露。リターンゲームでは13度のチャンスを創出し、そのうち7度ブレークに繋げ、1時間33分で快勝した。

女子テニス協会のWTA公式サイトには優勝後の表彰式でのスイトリナのコメントが掲載された。

「私はこのエネルギーをウクライナ、私の祖国と分かち合いたいと思う。この大会の賞金はすべてウクライナの子どもたちのために使われる。この厳しい状況の中で、これはとても必要なこと。今大会の開催国であるフランスは、ウクライナ人を歓迎し、第二の故郷のように感じてもらえるよう可能な限りのことをしてくれたことに感謝したい。そして一緒に光を見て、この戦争を終わらせよう」

[PR]5/28(日)〜6/11(日)全仏オープンテニス WOWOWで連日生放送!
WOWOWオンデマンドでは大会第1日〜第3日を無料配信!

■放送&配信スケジュールはこちら>