2回戦でのチチパス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス2回戦が行われ、第6シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク41位のJ・シュトルフ(ドイツ)を6-7 (1-7), 6-4, 6-4の逆転で破り、初戦突破を果たすとともに4年連続5度目の3回戦進出を決めた。勝利したチチパスはこの日、試合開始わずか5分で苛立ちを見せラケットを破壊した。

>>【動画】試合開始わずか5分 チチパスが苛立ち見せラケット破壊<<

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25歳で世界ランク8位のチチパスは先月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で今季初優勝を果たすとともに2022年以来2年ぶり3度目の大会制覇。その翌週のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)では準優勝した。

しかし、前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では予選勝者のT・モンテイロ(ブラジル)にストレートで敗れ、初出場となった2018年以来6年ぶりの初戦敗退を喫していた。

そのチチパスがBNLイタリア国際に出場するのは6年連続であり、最高成績は2022年の準優勝。初戦となるこの日は先月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP250)でキャリア初のツアー優勝を成し遂げた33歳のシュトルフと顔を合わせた。

この日の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したチチパスは苛立ちを見せ、タオルを入れるボックスにラケットを叩きつけ破壊。その後、第8ゲームでブレークバックに成功しタイブレークにもつれ込むもシュトルフにものにされ、先行される。

それでも第2セットでは2度のブレークに成功しチチパスが1セットオールに追いつくと迎えたファイナルセットでも2度のブレークを奪い2時間32分の接戦を制した。

勝利したチチパスは3回戦で第27シードのC・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは2回戦で世界ランク68位のJ・ムナル(スペイン)を6-3, 1-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第2シードのD・メドベージェフ、第4シードのA・ルブレフ、第7シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第9シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第10シードのH・ルーネ(デンマーク)らが3回戦に駒を進めた。


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