勝利したシナー
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク46位のC・ユーバンクス(アメリカ)を6-3, 6-3, 6-4のストレートで破り、5年連続5度目の初戦突破を果たした。

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22歳のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で自身初となる四大大会制覇を達成。その後は2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でも優勝を果たした。

しかし、先月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では大会初の8強入りを果たすも準々決勝を前に腰の負傷により棄権。その後、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)も欠場を余儀なくされており、全仏オープン1回戦は約3週間ぶりの公式戦となった。

1回戦、シナーは33本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。1度ブレークを許したものの自身はそれを上回る5度のブレークに成功し2時間9分で勝利した。

試合後のオンコートインタビューでシナーは「腰の調子はいい。できるだけ早くコートに立てるよう、チームも自分も一生懸命取り組んできた。チームなしでは不可能だったよ。全体的な調子はまだ100パーセントではない。毎日積み重ねていくようにしている。これは特別な大会なんだ。応援してくれたみんな、ありがとう。素晴らしかったよ」と語った。

勝利したシナーは2回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク124位のR・ガスケ(フランス)と対戦する。ガスケは1回戦で同73位のB・チョリッチ(クロアチア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-2), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

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