全仏OP初戦敗退となったナダル
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)に3-6, 6-7 (5-7), 3-6のストレートで敗れ、2年ぶり19度目の初戦突破とはならず、初の初戦敗退となった。

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前週まで行われたBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)では2回戦でH・フルカチュ(ポーランド)に屈したナダル。引退を示唆するなかで迎える全仏オープンは現役として最後の赤土での姿になるかもしれない。

全仏オープンでは史上最多となる14勝をあげ、マッチでは112勝3敗を記録。過去の敗戦は2009年の4回戦でのR・ソダーリン(スウェーデン)戦と、2015年と2021年のN・ジョコビッチ(セルビア)戦のみという圧倒的な成績を残している。

1回戦では前週のBNLイタリア国際で2017年以来7年ぶり2度目の優勝しキャリア通算22勝目、今シーズン初のタイトルを獲得するとともに「ATPマスターズ1000」6つ目のトロフィーを手にしたズベレフと対戦することが決定。

両者は過去に10度対戦しておりナダルの7勝3敗。最後に対戦したのは2022年の全仏オープン準決勝であり、当時はナダルが7-6 (10-8), 6-6とした時点でズベレフが大けがを負い途中棄権している。

1回戦の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したナダル。第4ゲームでは2度のブレークチャンスを握るも活かすことができず、終盤となる第9ゲームで2度目のブレークを奪われ、先行される。

続く第2セット、第4ゲームで15-40とされ2度のブレークポイントを握られたナダルだが、これを凌ぐと直後の第5ゲームでは絶妙なドロップショットを披露しブレークに成功する。しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでブレークバックを許しタイブレークに突入。一進一退の展開となるもズベレフに3度のミニブレークを許しセットカウント0−2と後がなくなる。

そして第3セット、1度ずつブレークを奪い合うとその後は互いにブレークポイントを握って凌ぐ展開に。しかし、第7ゲーム、ズベレフに強烈なリターンエースを決められ2度目のブレークを許すとその後ブレークを返せず。第9ゲームで3度目のブレークを奪われ、3時間5分の熱戦の末に力尽きた。

試合後のオンコートインタビューでナダルは「話すのが難しい。皆の前で話すのは最後になるかもしれない。分からないね。でも、もしこれが最後だとしたら、楽しかったよ。今日は言葉で表現するのが難しい気持ち。僕にとって、最も愛する場所で人々の愛を感じることは特別なことなんだ」とコメント。

続けて「オリンピックではこのコートに戻ってくることを願っている。それがモチベーションになるし、もう1つのチャンスになる」と語った。

勝利したズベレフは2回戦で世界ランク66位のG・ムぺシ ペリカール(フランス)と同115位のD・ゴファン(ベルギー)のどちらかと対戦する。

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