ノリーが地元ファンの大声援に応え、グランドスラム初のベスト4

現地7月5日、ウィンブルドン男子シングルス準々決勝が行われ、第9シードのキャメロン・ノリー(イギリス/世界ランク12位)とダビド・ゴファン(ベルギー/同58位)が対戦。3時間28分の熱戦の末に3-6、7-5、2-6、6-3、7-5でノリーがゴファンを下し、グランドスラム初の4強入りを果たした。



地元イギリスの1番手であるノリーは、今大会2回戦のジャウメ・ムナール(スペイン/同71位)戦でフルセット勝利と苦戦したが、そのほかはストレート勝ち。4回戦では、第30シードのトミー・ポール(アメリカ/同32位)を6-4、7-5、6-4で下し、グランドスラムで初の準々決勝に進んでいる。

一方、今年4月のツアー優勝をきっかけに調子を上げているゴファンは、1、2回戦をストレートで快勝すると、3回戦でウーゴ・アンベール(フランス/同112位)に1セットダウンから勝利。4回戦では、第23シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同28位)を7-6(3)、5-7、5-7、6-4、7-5と4時間36分の激闘の末に下し、3年ぶり2度目のベスト8入りを果たしている。

この日の試合、序盤からツアー屈指のショットメーカーの両者は、激しいストローク戦を繰り広げる。その中、第6ゲームでノリーのミスを引き出したゴファンが最初のブレークに成功。その後もボールをクリーンに捕らえ、ミスのないプレーを続けて、ノリーにブレークポイントすら握らせず6-3で第1セットを奪った。

第2セットでもゴファンはベテランらしいストロークでの駆け引きで、ノリーにペースを握らせない。第5ゲームで3本のブレークポイントを逃したものの、第7ゲームで0-40とチャンスを得ると、甘くなったノリーのドロップショットを叩いてブレークに成功した。

だが、ノリーも負けていない。直後のゲームでゴファンにミスが重なってブレークバックすると、リターンからコート深くに放ち、速いテンポで攻撃。地元イギリスファンの声援に応え、第12ゲームもブレークして7-5でセットを奪い返した。

一進一退の攻防が続き、第3セットは2度のブレークでゴファンが6-2で奪えば、第4セットはノリーが力のあるストロークに押しきり、6-3で奪って試合は最終セットへ。

勝負の最終セット、白熱した試合展開に観客は盛り上がりを見せ、地元のノリーを応援する声がより一層高まる。第4セットを奪い勢いに乗るノリーに対し、完全アウェイの中でゴファンも短いポイントで決めにいく。

互いに一歩も譲らずサービスキープが続いたが、ゴファンのサービスゲームとなった第11ゲームで、ノリーがリターンを確実に返球しストローク戦に持ち込む。ここでゴファンのミスを引き出し、ラブゲームでブレークに成功。6-5としたノリーは、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームをきっちりキープし、逆転でゴファンを下してグランドスラム初のベスト4入りを決めた。

準決勝でノリーは、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)と対戦。ジョコビッチは準々決勝で第10シードのヤニック・シナー(イタリア/同13位)を5-7、2-6、6-3、6-2、6-2と2セットダウンから逆転で下している。

■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK



著者:Tennis Classic 編集部