日本人トップの内島萌夏が快勝。本玉真唯も2回戦へ
現地5月21日、今年2つ目となるグランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)の女子シングルス予選1回戦が行われ、第9シードの内島萌夏(安藤証券/世界ランク80位)と第13シードの本玉真唯(安藤証券/同114位)が登場し、予選2回戦に進んだ。



20日から5日間にわたって行われ、3試合を勝ち抜いた選手が本戦への切符を手に入れることができる全仏オープン予選。

5月初旬からITF大会で3週連続優勝し、自己最高となる80位となった内島は、第9シードとして出場。これまで同大会に2度挑戦し、いずれも予選決勝で敗退しており、本戦初出場を狙う。

ユスティナ・ミクルスキテ(リトアニア/同226位)との対戦となった予選1回戦では、試合開始から3度のブレークに成功して一気に5-0とリードを広げ、6-2で第1セットを先取する。第2セットでも内島は相手を圧倒。ピンチを迎えることなく、0-1から6ゲームを奪ってわずか51分で予選2回戦進出を決めた。

昨年は予選決勝で最終セットタイブレークまでもつれ、本戦にあと一歩で届かなかった予選第13シードの本玉。3度目の挑戦で初の本戦出場を狙う予選1回戦の相手は、キャロル・ジャオ(カナダ/同228位)と対戦した。

第1セットでは3-5と相手のサービング・フォー・ザ・セットとなったものの、第9ゲームでブレークし追いつくと、第11ゲームも破って7-5と逆転で第1セットを奪う。

しかし、ブレーク合戦となった第2セットで本玉は、第10ゲームでのマッチポイントを跳ね返されて終盤で立て続けにブレークを許して5-7と奪われた。

勝負の最終セットでは、1度ずつブレークして迎えた第4ゲームで本玉はサービスキープできず追いかける展開となった。試合はそのまま進み、3-5の第9ゲームでは後がない状態で本玉は7度のマッチポイントを守り切る。怒濤の粘りを見せてブレークすると、第11ゲームも破って7-5.2時間56分の激闘を制して予選2回戦に進んだ。

22日には、グランドスラム初挑戦で予選2回戦に進んだ齋藤咲良(富士薬品/同251位)と内島、本玉の3選手が登場する。

<5月21日の日本人女子シングルス予選1回戦の試合結果>
○内島萌夏[9] 6-2 6-1 ●J.ミクルスキテ

○本玉真唯[13] 7-5 5-7 7-5 ●C.ジャオ

<5月22日の日本人女子試合予定>
・コート4第3試合(日本時間17時に第1試合開始)
齋藤咲良 vs. A.パークス[28]

・コート12第2試合(日本時間17時に第1試合開始)
内島萌夏[9] vs. P.マルチンコ

・コート12第5試合(日本時間17時に第1試合開始))
本玉真唯[13] vs. C.ディヌ

著者:Tennis Classic 編集部