内島萌夏と齋藤咲良が全仏オープン本戦初出場に王手
現地5月22日、今年2つ目となるグランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)の女子シングルス予選2回戦が行われ、第9シードの内島萌夏(安藤証券/世界ランク80位)とグランドスラム初挑戦の齋藤咲良(富士薬品/同251位)が予選決勝に進み、本戦に王手をかけた。



20日から5日間にわたって行われ、3試合を勝ち抜いた選手が本戦への切符を手に入れることができる全仏オープン予選。

ITF大会で3週連続優勝し、自己最高となる80位となった内島は、第9シードとして出場。初戦でユスティナ・ミクルスキテ(リトアニア/同226位)に6-2、6-1と快勝すると、この日も先にリードを許しながらも勝負所を抑えて6-4でセットを奪う。第2セットでも常にブレークポイントを握る展開を作り、1-2から5ゲームを連取し、3年連続で予選決勝に進んだ。

これまで同大会に2度挑戦し、いずれも予選決勝で敗退。初めての本戦初出場を狙う予選決勝では、ラルカ・シェルバン(キプロス/同205位)と対戦する。

5月にプロ転向し、グランドスラム初挑戦となった17歳の齋藤。1回戦でフランシスカ・ホルヘ(ポルトガル/同198位)を6-4、6-1で下している初勝利を挙げると、2回戦では第28シードのアリシア・パークス(アメリカ/同135位)に6-2、6-2と快勝。リードしてから流れを手放さなかった。

本戦の出場権をかけた予選決勝では、ルシヤ・シリッチ・バガリッチ(クロアチア/同185位)と対戦する。

昨年は予選決勝で最終セットタイブレークまでもつれ、本戦にあと一歩で届かなかった予選第13シードの本玉真唯(安藤証券/同114位)。初戦でキャロル・ジャオ(カナダ/同228位)を約3時間の激闘を制したものの、クリスティーナ・ディヌ(ルーマニア/同229位)との2回戦では第1セット2-5で棄権を申し出た。

<5月22日の日本人女子シングルス予選2回戦の試合結果>
○内島萌夏[9] 6-4 6-2 ●P.マルチンコ

○齋藤咲良 6-2 6-2 ●A.パークス[28]

●本玉真唯[13] 2-5(RET) ○C.ディヌ

<5月23日の日本人女子試合予定>
・コート14第2試合(日本時間18時に第1試合開始)
内島萌夏[9] vs. R.シェルバン

・コート7第3試合(日本時間18時に第1試合開始)
齋藤咲良 vs. L.シリッチ・バガリッチ

著者:Tennis Classic 編集部