アルカラス「僕は選手として、人間としても成長しなければならない若手」
7月1日に開幕する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)で連覇を狙う世界ランク2位のカルロス・アルカラス(スペイン)は、前哨戦の「シンチ選手権」(イギリス・ロンドン/ATP500)に第1シードとして出場。ウィンブルドン、そして初めての出場となるパリ五輪への意気込みを語った。



21歳のアルカラスは、第3シードとして臨んだ「全仏オープン」(フランス・パリ)では、準決勝でヤニック・シナー(イタリア/同1位)とのライバル対決を制して同大会で初めての決勝に進出。タイトルをかけた戦いでは、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)とのフルセットマッチを制してキャリア3度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。その後は、母国スペインに帰郷。イビサ島で友人たちとの時間を楽しんでいる様子がSNSにアップされた。

「友人たちとローラン・ギャロスを祝う素晴らしい時間を過ごしたよ。休日に心を休めること、家族や友人と過ごすこと、ラケットを置くこと、それは僕にとってとてもいい時間。僕たちテニス選手には時間がなく、大会が終わって3、4日後には別の場所で準備しなければならない。今ある時間を最大に生かすんだ」とリフレッシュすることができたと言う。

そして、次に狙うのはウィンブルドン連覇。昨年は全豪、全仏、全米オープンの3つを制したノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)を破り、年間グランドスラムを阻止している。「今は芝の2つの大会に集中しているよ。そのあとはまたクレーコートで準備し、オリンピックとで最高のテニスをすることに集中する」と連覇のかかる今大会とウィンブルドンに力を注ぐとした。

また、全仏オープンと同じ会場のローラン・ギャロスで行われるパリ五輪では、今季限りでの引退を示唆しているグランドスラム通算22勝のラファエル・ナダル(スペイン)とダブルスを組む予定。

「オリンピックでラファのようなあこがれの選手とダブルスを組めるなんてまたとない瞬間」と楽しみたいとする一方で、「彼はローラン・ギャロスがどういうものかをよく知っている。どんなことにも対処する方法を教えてくれるだろう。僕は選手として、人間としても成長しなければならない若手だ。初めてのオリンピックで、すべてが初めてのこと。彼から多くのことを学びたい。彼と一緒にメダルを獲るのが夢なんだ」と17歳差の偉大な先輩とのプレーを大きな経験にしたいとした。

全仏オープンを制したことでハード、グラス、クレーコートとすべてのサーフェスのグランドスラムを史上最年少で制覇。サーフェス問わず結果を残している21歳の戦いに注目が集まる。

著者:Tennis Classic 編集部