イガ・シフィオンテク(ポーランド)とアリナ・サバレンカ(ベラルーシ)は、引き続きWTAランキングの上位2位を占めている。

BNLイタリア国際にはベスト16選手のうち、大坂なおみ、アンジェリク・ケルバー(ドイツ)、イリーナ・カメリア・ベグ(ルーマニア)、ポーラ・バドサ(スペイン)の4選手が、怪我や出産からの復帰による特別ランキングで出場。このうち3選手が今週のランキングで大きく順位を上げた。

肘の負傷により7カ月間競技を離れていたべグは、復帰後4大会目の今大会で順位を34上げ、161位から127位に浮上。大坂は2019年のムチュア・マドリード・オープン以来初めてクレーコートで3連勝を記録し、順位を173位から134位へ39上げた。今季2度目のWTA1000大会4回戦進出を果たしたケルバーは順位を93上げ、331位から238位へ急浮上した。

今週、長年の悲願だったトップ100入りを果たしたのが、レベッカ・スランコバ(スロバキア)と内島萌夏だ。スランコバは2017年5月に111位に到達したが、その後度重なる怪我によりキャリアを狂わされていた。27歳のスランコバは先週のBNLイタリア国際で予選を突破し、ケイティ・ブルター(イギリス)、ソフィア・ケニン(アメリカ)を破った後に4回戦でエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に敗れた。スランコバは順位を31上げ、120位から89位になった。

内島は2022年11月に104位に上がったが、2023年シーズンは199位で終えた。だが、22歳の内島は調子を上げている。直近3週間で、2つのサーフェスと2つの大陸をまたぎ、 ITF W100岐阜、ITF W75トルナヴァ、ITF W100マドリードでタイトルを獲得し15連勝。4月序盤から23試合中22試合で白星を挙げている。

内島は順位を30上げ、110位から80位に浮上した。