▽この記事の要約▽

リカー・イノベーション株式会社がTwitter「飲食店応援企画」を実施

フレンチレストラン「アッシュ×エム」は酒フルコースを考案

立場や利害を超えた支援の輪は成功につながるか?

酒類通販のKURANDがTwitter企画を実施

度重なる緊急事態宣言の延長やまん延防止等重点措置により、5月中酒類提供の停止が続いたことを受け、酒のオンラインストア「KURAND(クランド)」を運営するリカー・イノベーション株式会社は公式Twitterを利用し、「飲食店応援企画」を開催した。

同企画は2021年4月24日(土)〜5月31日(月)の期間、該当ツイートへリプライで飲食店の場所情報や写真を宣伝することで、緊急事態宣言終了後の営業を応援しようというものであった。

結果、初回のTwitter投稿には約1万いいねがつき、約8,500リツイートと大きな反響を得た。

飲食店側から酒販店を支援する動きも

また、神奈川県でレストラン事業を展開する有限会社エスプリ・デキップは酒類提供禁止措置のアンチテーゼとして全料理に酒類を使う「酒造メーカー応援 酒フルコース」を考案した。

同社の運営するフレンチレストラン「アッシュ×エム」では地元平塚の食材を厳選したフランス料理と県内産や国産のワインや日本酒を提供しているが、酒類の提供が難しくなったため「酒を飲むのがダメなら食べればいい」をテーマにしたコースの提供を開始している。

この取り組みは、店内での飲酒が出来ない状況で利用者に少しでも外食を楽しんでもらおうという意図とは別に、飲食店が積極的に料理に酒類を使い、消費することで酒造メーカーや酒販店の支援につながようという試みでもある。

利害関係を超えたスタンスが評価されるか

酒類提供禁止措置によって飲食店だけでなく、酒造メーカーや酒販店も苦境に立っている。

両社がこの状況を乗り越えた先を見据え、応援・支援の取り組みを実施することは効果は現時点で未知数だ。

KURANDのTwitter企画に参加した飲食店の中には、飲食店事業者として現状にどのようなスタンスを取っているかが今後の評価を決める分水嶺になると考えている店舗もあった。

時流を読み、店舗として現状にどう向き合うのか、利害関係を超えた飲食業界の取り組みが今後も注目される。

店通編集部