高断熱、高気密で、省エネ・・県は地球にも家計にも優しい住宅を「雪国型ZEH」として普及を進めています。どんな家なのか・・花角知事が新潟市のモデルハウスを視察しました。
初めて「雪国型ZEH」のモデルルームを訪れたという花角知事。
花角知事
「いやなんか、おしゃれですね」
施工を担当したアサヒアレックスホールディングスから説明を受けました。
そもそも「ZEH」とはNet Zero Energy Houseの略で「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味です。
2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするための取り組みの一つとして国も進めています。
「ZEH」の場合、断熱性を高め、エアコンなど省エネの設備を設置することで、消費エネルギーを削減。さらに、太陽光発電などでエネルギーを作る家にすれば差し引きで、消費エネルギーを実質ゼロ以下にすることができるというのです。
雪国である新潟は暖房由来の温室効果ガスの排出量が全国平均のおよそ2倍となっています。
そこで、30日に視察した「雪国型ZEH」のモデルルームは・・
リポート
「こちらの窓は3重になっています。これで窓の断熱性も高めているということなんです」
壁は断熱材を通常の約1.5倍の16センチにしてあるといいます。
さらに、木造2階建て、3LDKですが・・
6畳用のエアコン1台で、家を丸ごと暖めることができると言います。
県は独自に「雪国型ZEH」として、国よりさらに断熱性を高めた基準を設け普及していきたいといいます。
花角知事
「初期コストは多少高くなったとしても年間のランニングコスト、維持費がかなり抑えられる。太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、災害時にも安心できると言うあたりは県民の関心を呼ぶと思う」
県は今年度も5月中旬から「雪国型ZEH」の費用を補助する事業を始める予定です。