南魚沼市の巻機山に登山に行き、行方がわからなくなっていた70歳代の男性が6月11日、2日ぶりに救助されました。

日本百名山の踏破を目指していたという男性。生死を分けたのは事前の準備でした。

これは、県警の航空隊が撮影した映像。

残雪の中に見えるのは人の姿です。

6月11日、南魚沼市の巻機山で救助されたのは東京都に住む70歳代の男性。

命に別条はなく、軽傷でした。

男性は6月9日、外出したまま帰宅せず、自宅にあった日記帳に「巻機山」と記されていたことから家族が警察に届け出ていました。

日本百名山のひとつとして紹介され、多くの登山客が訪れる巻機山。標高は1967メートルで中級者から上級者向けとして知られています。

男性は「百名山」の踏破を目指していたといいます。

警察によると、道に迷い、足をくじいたことで自力での下山が困難になったという男性。

山に入ってから救助まで丸2日。生死を分けたのは“事前の準備”でした。

男性は山に入る際、名前や住所、ルートなどを記した登山カードを提出。水や食料も十分に用意していたということです。

警察は、登山の際は家族に行き先やスケジュールを伝え、登山カードを提出すること。水や非常食のほか、携帯電話の予備のバッテリーを準備しておくことなどを呼びかけています。