実は「少数派」! 阪急の「伝統色」マルーン単色で残る車両たち

鉄道コム6/7(土)11:05

実は「少数派」! 阪急の「伝統色」マルーン単色で残る車両たち

実は「少数派」! 阪急の「伝統色」マルーン単色で残る車両たち

 大阪梅田から京都、宝塚、神戸方面への路線を展開する阪急電鉄。1910年、その前身である箕面有馬電気軌道の開業から、今年で115周年を迎えます。

 阪急の特徴として知られるのが、「マルーン」と呼ばれる車体色。この色は115年前の開業当時の車両にも塗られており、それ以来、一部の例外を除き、伝統として引き継がれています。

 しかし、その伝統のなかでも、王道をゆく「マルーン単色の車両」は、かなりの少数派になってきました。

 マルーン一色だった阪急の転機は、1975年。新たな京都線特急用車両である6300系のデビューでした。同形式は、マルーンをベースとしながらも、新たに屋根肩部へのアイボリーを追加。当時、その姿を見て「チョコレートパフェ」と呼んだ人もいたそうです。

 その後登場した6000系、7000系などでは、アイボリー塗装が施されておらず、「チョコレートパフェ」は6300系以外で見ることはできませんでした。しかし、1988年にデビューした8000系では、再びアイボリー塗装を採用。以降はアイボリー入りのカラーリングが阪急の標準となり、1990年代後半以降、マルーン単色だった6000系、7000系、7300系、5000系にもアイボリー塗装が波及しました。3000番台以前の車両と5100系、5300系は単色で残りましたが、このグループは一部で廃車が進み、その勢力は徐々に弱まっています。

 2025年現在、マルーン単色の車両が残るのは、宝塚線系統と京都線系統のみ。宝塚線には5100系、京都線には3300系と5300系が在籍していますが、5100系と3300系は置き換えが進み、在籍数は残りわずか。5300系は、現時点において単色車両の最年少であり最多数派ですが、すでにデビューから50年を超えており、今後も長く走り続けるかどうかは微妙なところです。115年もの間、「マルーン」塗装の伝統を守り続けている阪急ですが、アイボリー塗装が加わったデザインに完全に置き換わるときが来るのも、それほど遠くないのかもしれません。

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