現地10日、イタリアの男子バレーボール セリエAの第18節が行なわれ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、ルーベ・チヴィタノーヴァにセットカウント2-3(21-25、32-30、25-23、22-25、10-15)のフルセットで惜しくも敗れた。

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 今月、25日間で8試合を消化する厳しいスケジュールを送るなか、年明けからまだ白星がないミラノ。2021年ホーム初戦となったこの日の試合、14勝2敗(ミラノは消化-2試合)で2位の強敵、チヴィタノーヴァを相手に大接戦を繰り広げた。

 ミラノは、正セッターのリカルド・スベルトリがウォームアップ中に筋肉系のトラブルに見舞われ、急きょ、司令塔にニコラ・ダルデッロを起用してこの試合に臨んだ。

 第1セットを落としたミラノは、第2セットを石川のバックアタックでスタート。すると序盤、石川はバックアタックとサービスエースで連続得点を挙げると、相手のリードで迎えた中盤以降にも要所で得点を決めて点差が開くのを阻止。終盤に同点に追いついたミラノが、チヴィタノーヴァのセットポイントを4回凌いで、セットを奪い返した。

 そして第3セット、ミラノは、石川の相手ブロック上を巧みに狙った攻撃やブロックなどで得点を重ねるが、中盤に入ると、チヴィタノーヴァに最大5得点差のリードを許す。しかし、諦めないミラノは、3度のラリーの後、ミラクルな守備を見せた石川が自ら決めて21-23と詰める。このプレーで勢いに乗ったミラノは5連続得点の猛攻を見せ、大逆転でセットカウント2-1とした。
  第4セットも、同6日に行なわれたトレンティーノ戦でリーグ通算アタックポイント1000得点を達成した石川の活躍が光るが、一進一退の戦いが続く。だが、最終局面で上位の意地を見せたチヴィタノーヴァに振り切られてセットカウント2-2。突入した最終セットで、なんとか奮起したいミラノだったが、ミスによる序盤の失点を取り戻せないまま、惜敗に終わった。

 2021年初勝利は持ち越しとなるも、チームが機能し好調だった前半戦のミラノを感じさせる戦いができたことは、残るシーズンに向けて好材料と言えるだろう。

 この試合で石川は、両チーム首位で今シーズン自己最多となる25得点(アタック23、ブロック1、エース1)を記録。「とても良い数字を出せたので、引き続き継続していきたい」と喜び、「今日の試合に関しては、負けてしまいましたけど、非常に良いプレーが多くて、チームも前進していると感じられた試合だった」と手応えを掴んだ。新型コロナウイルス感染から回復後、復帰からまだ数週間だが、コンディションは上がっているようだ。

 強豪勢との連戦が続くミラノは次戦、日本時間1月15日午前3時から行なわれる延期となっていた第14節で、4位ヴィボ・ヴァレンティアとアウェーで対戦。続く第19節では、首位ペルージャとの厳しい戦いが待ち受ける。

構成●THE DIGEST編集部