バドミントンの全英オープンの決勝が21日、イギリス・バーミンガムで行なわれ、日本勢が女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの4冠を達成した。コロナ禍の影響で中国や韓国、インドネシアといった強豪国が参加を見送ったとはいえ、日本の強さを誇示した大会になったと言えるだろう。

 女子シングルスで決勝に勝ち上がった奥原希望は、巧みなステップワークで試合をコントロールし、タイのポルンパウィ・チョチュウォンに2−0(21−12、21−16)のストレート勝ち。5年ぶり2度目の同大会制覇を成し遂げた。

 また、ダブルス3部門の決勝はいずれも日本勢同士の対戦で、男子ダブルスは遠藤大由/渡辺勇大が、園田啓悟/嘉村健士を2−1(21−15、17−21、21−11)で下して同大会の連覇を達成。女子ダブルスでは、松本麻佑/永原和可那が、前回優勝の廣田彩花/福島由紀に2−0(21−18、21−16)のストレート勝ちで初優勝を飾り、混合ダブルスでは渡辺勇大/東野有紗が、金子祐樹/松友美佐紀を2−0(21−14、21−13)で下して、3年ぶり2度目の優勝を飾った。渡辺は日本人として初のダブルス2冠を達成している。
  男子シングルスの桃田賢斗は準決勝で涙を飲んだものの、「負けるってこんなに悔しいんだって感じてます」と敗戦を噛み締めつつ、「課題がたくさん見つかりやらなきゃいけないことが山ほど見つかりました。そう思えるってことはまだまだ進化できることだと僕は自分を信じています」と切り替えて前を向いている。黒星に本人はショックを受けたようだが、1年2か月ぶりの国際大会で準決勝まで勝ち上がったことを考えれば、及第点の結果だと言えるだろう。

 概ね日本勢の好調を印象付けた今大会は、バドミントン強国・インドネシアのメディア『Pikiran Rakyat』も「全英オープンが全日本オープンと呼ばれるようになる」と見出しを打ち、驚きを持って伝えていた。着実に状態を上げている日本の選手たちの今後の活躍が楽しみだ。
 
構成●THE DIGEST編集部

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