イギリス・バーミンガムで行なわれたバドミントンの全英オープンは、現地3月21日に閉幕。日本勢は女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの4冠を達成した。

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 その中で唯一タイトルを獲得できなかったのは、男子シングルスだ。世界ランキング1位で、昨年1月の交通事故以来となる国際大会復帰で注目を集めた桃田賢斗は、準々決勝で世界10位のリー・ジージャ(マレーシア)にストレートで敗退。過去に6勝0敗と勝ち越していた相手に初黒星を喫した。

 復帰戦Vとはならなかったが、ライバル国マレーシアのメディア『New Straits Times』は、「まだ彼を見限るな」と題して桃田の記事を掲載。その中で、ジュニア時代からの同世代ライバルとして切磋琢磨してきた元世界王者、ビクター・アクセルセン(デンマーク)は次のようにコメントを寄せている。
 「この16か月間で、モモタは様々なことを経験してきた。彼がコートに戻ってきただけでも大きな成果だよ」

 さらにアクセルセンは、現在の桃田について「フルスロットルで復帰するには、もう少し時間が必要だと思う」と冷静に分析し、「彼が戻ってきたのは、バドミントン界にとって素晴らしいことだ」と歓迎のメッセージを送った。

 また、同メディアは「世界最古のバドミントン大会での衝撃的な敗退にかかわらず、多くの人は彼を東京五輪の金メダル候補として見限っていない」と言及。「確かに彼がいない間に他選手はその差を縮めている」としたうえで、「モモタはいまだに世界1位であり、バドミントン界の目には最大の賞を狙う男として映っているのだ」と結論付けている。

 東京五輪を控えた今シーズン、はたして桃田は完全復活できるのか。今後の巻き返しに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部