韓国のプロスポーツ界を激震させた一大騒動に新たな展開だ。

 女子バレーボールの強豪、興国生命ピンクスパイダースに所属するイ・ジェヨン、イ・ダヨンの双子姉妹。前者はアタッカー、後者はセッターとして鳴らし、ともに韓国女子代表でも主軸を張る実力者だ。十代の頃からエリート街道を歩み、やがてそのルックスと愛嬌の良さからメディアでも引っ張りだことなり、最近ではテレビのレギュラー番組を持つほどの人気ぶりを博した。
【PHOTOギャラリー】とびきりの美女揃い! 韓国の人気チアリーダー“トップ8人”を厳選フォトで一挙紹介!

 しかし、24歳の人気者コンビは一夜にして奈落の底に突き落とされる。2月10日、姉妹の中学時代のチームメイトがふたりから当時に受けた凄惨な“いじめ”行為を暴露したのだ。暴言や恫喝は日常茶飯事で、言うことを聞かないと殴打されただけでなく、ナイフで脅されたこともあったという。加害者は彼女たちを含む数名で、被害を受けたチームメイトは最低でも4名いると実名で告発した。

 姉妹はすぐさま事実を認め、クラブ公式HPやSNSを通して謝罪文を発表。「直接会って謝りたい」「後悔している」「本当に申し訳なかった」など真摯に想いを伝えたが、韓国の世論はこれで良しとせず、バッシングはさらに過熱する。クラブ側は姉妹に「無期限の出場停止」処分を下し、韓国バレーボール連盟は「代表チームからの追放」を決断。夏に迫った東京五輪への出場も風前の灯となった。
  その後も新たな告発者が登場するなど、騒動は拡大の一途を辿ったが、姉妹は頑なに沈黙を貫いた。その間にサッカーの元韓国代表MFキ・ソンヨンが過去に犯した性的虐待疑惑や芸能人の新たなスキャンダルなどが浮上し、姉妹への国民とメディアの関心はすっかり薄れていく。興国生命がレギュラーである姉妹抜きでも堂々と優勝争いを演じた事実も、騒動の風化を促進した(結果的にプレーオフ決勝で敗れて準優勝に終わる)。

 この1か月ほどはいっさいの情報が更新されていなかったが、現地時間の4月6日に大きな動きがあった。韓国のテレビ局『Channel A』によると、姉妹は興国生命に法的手段に打って出る旨を伝えたという。そこで同メディアが、ふたりの電話取材に成功したのだ。 訴訟を起こす相手は、なんとコミュニティサイトに最初の告発文を投稿した元同級生本人だという。

『Channel A』の取材に応じた姉妹は「暴露された内容には確かに正しいものがあり、その部分については過ちを認めて、深く反省している」としたうえで、事実ではないパートも少なくなかったという。具体的に内容は明かさなかったが、「実際には起こっていないものまで含まれていて、そこから生じるダメージがとても大きいと感じている。誤解を正すために、訴訟を検討している」と明かした。

 韓国メディアの間では早速、さまざまな憶測や議論が交わされており、やはり度が過ぎたと非難が集中している「ナイフ」の箇所ではないかとの意見がもっぱらだ。国民の間では「永久追放」を求める声が根強くあるが、姉妹は冷却期間を経たいまが弁明の機会と見極め、メディアに決意のほどを打ち明けたのだろう。
  言うなれば、告発者を逆告発するというまさかの展開だ。はたしてこの決断は国民の賛同を得るのか、それとも、バッシングにふたたび火がついてしまうのか。あるいはドロ沼の法廷闘争へともつれ込んでしまうのか──。

 思いも寄らぬ形で、大騒動の第2幕が上がろうとしている。

構成●THE DIGEST編集部

【関連フォト】イ・ジェヨン&ダヨン姉妹の貴重画像! 17歳、プロ入り決定直後の2ショット写真はこちら!

【PHOTOギャラリー】イ・ボミ、アン・シネ、ユ・ヒョンジュ…韓国が誇る美しき女子ゴルファーたちを一挙紹介!