松山英樹の初優勝で幕を閉じた2021年の『マスターズ』。世界中のメディアが日本人選手として初、アジア出身選手として初の快挙達成をこぞって報じ、称えている。
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 そんななか、大会2日目に同じアジア出身で話題をさらったのが、韓国のキム・シウーだ。初日を1アンダーで切り抜けて8位タイの好スタートを飾り、2日目もマスターズでの自身最高となる「69」をマークしたが、その15番ホールでの振る舞いが物議を醸したのだ。

 思い通りにならないショットに苛立ち、持っていたパターをグリーン周辺の地面に激しく叩きつけて破壊。さらにカップイン後に拾い上げたボールを、池に投げ捨てる愚行までもが映像に映し出された。パターはみずから壊した場合は代替が許可されていないため、キムは3ウッドを使って残る3ホールを耐え凌いだ。しかし、海外メジャーのなかでも突出した伝統と格式を誇るマスターズだけに、その軽率な一連の行為はメディアからもファンからも著しいマナー違反と糾弾された。

 一方で、母国・韓国のメディアは大っぴらに批判することがなかった。むしろ3ウッドを使ったにも関わらず、すべて2パットで終わらせた点を評価し、バックアップのスタンスを崩さなかったのだ。
  最終的にキムは3日目が74、最終日が72で通算2アンダー、12位タイで全日程を終えた。韓国メディア『news1』は「感情をコントロールできなかったものの、来季のマスターズ出場権を得て満足だろう」と銘打ち、次のようにプレーヤーを称えている。

「選手本人は感情を爆発させて、コントロールできなかったことを悔やんだが、3度目のマスターズでは大いに見せ場を作った。2日目を終えて6位タイで初のトップ10はおろか、十分に優勝も狙えたが、ショットが安定せずに涙を呑んだ。とはいえ、自身のベストスコアを更新し、なんとか12位タイに滑り込んでみせた。幸いにも来季の出場権を得られたのだからOKとしよう。彼にとっては、過去のメジャー大会におけるベストパフォーマンスでもあった」

 PGAツアー通算3勝の25歳。前年のマスターズで12位以内に入れば、たしかに翌年の出場権を得られるレギュレーションながら、このまますんなり行くだろうか。あの“パター破壊”を大会事務局がどう捉えて、ジャッジするのかに注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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