4月17日(日本時間18日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズはホームでデトロイト・ピストンズを121−100で下し、2月の5連勝以来となる4連勝を飾った。

 この連勝の立役者は、2枚看板のブラッドリー・ビールとラッセル・ウエストブルック。ビールは4試合連続で30得点以上をマークし、平均31.1点でリーグトップの座を堅持。ウエストブルックは直近13試合で11度を含む、今季25度のトリプルダブルをマークしている。

 ただ、今後に向けて気がかりなのは、フロントコートの2人のケガの状態。ピストンズ戦の第2クォーターにアレックス・レンが左足首、第3クォーターには八村塁が左ヒザ痛めて途中退場を強いられたのだ。

 試合後、スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)は「ルイは競争心が強いし、欠場するのはこの試合だけだと願っている。明日、状態が良くなって明後日(オクラホマシティ・サンダー戦)はさらに良くなっているといいね」と話していたものの、翌18日に八村が19日のサンダー戦を欠場することが発表された。

 八村が欠場、レンの出場は未定となったウィザーズ。フロントコートでスターターを務める八村は、今季ここまで平均31.7分、13.5点、5.7リバウンド、1.5アシスト。レンはシーズン途中に加入後、平均7.4点、4.2リバウンド、1.1ブロックを残していただけに、戦力ダウンを余儀なくされたことは言うまでもない。
  18日終了時点で、イースタン・カンファレンスはトロント・ラプターズ(24勝34敗/勝率41.4%)、シカゴ・ブルズ、ウィザーズ(ともに23勝33敗/勝率41.1%)がゲーム差なしで10〜12位に入っており、プレーイン・トーナメントへ参戦するためには1試合も負けられない状況にある。

 さらに、ウィザーズはラプターズ相手に1試合を残して0勝2敗、ブルズには1勝2敗とシーズン負け越しが決定しており、レギュラーシーズン終了時点で同じ勝率となった場合は不利となる。

 チーム“第3の男”八村の離脱期間がどれくらいになるかは現時点で不明。そのため、ウィザーズとしてはダニエル・ガーフォードとロビン・ロペスのプレータイムが増えることが予想されるが、オフェンス力の低下が懸念される。

 エースのビールは「俺が今、気にかけているのはプレーオフに出場できる位置へとプッシュすること。自分たちにできる限りベストを尽くしていく」と決意。また、バックコートのパートナーであるウエストブルックについて次のように話していた。

「彼はエナジー全開で、常に準備できている。常に勝者のメンタリティを持っているんだ。毎晩、どんな時でもフロアに足を踏み入れれば、ものすごくハードにプレーしている。ああいうエナジーを持ってプレーする選手を見ることができるのは本当に稀なこと。それが他の選手たちにもジリジリと伝わってくる」

 ウィザーズの今後5試合はサンダー(19日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(21日)、サンダー(23日)、クリーブランド・キャバリアーズ(25日)、サンアントニオ・スパーズ(26日)と、タフな相手が待ち受けている。2枚看板を中心にどこまで白星を掴むことができるか、注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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