5月8日(現地時間)、アゼルバイジャン・プレミアリーグ第26節が行なわれ、ネフチ・バクーは4-0でサバイルを下し、2連勝を飾った。

 8年ぶりの悲願のリーグ優勝に向け、ライバルのカラバフFKを勝点わずか1差で追うネフチが、下位チームの本拠地に乗り込んだ一戦は、序盤からアウェーチームが主導権を握り、13分に本田圭佑が蹴ったCKからボイスラフ・スタンコビッチが倒れ込みながらのボレーで先制ゴールを奪う。

 後半に入ってもネフチペースは変わらず、62分にユスフ・ラワルが好連係から相手ゴール前に抜け出して追加点を奪うと、その10分後、サビル・ブグリンのシュートがGKに弾かれたところを、本田が反応良く詰めて3点目、そして79分にはPKをナミク・アラスガロフが決めてダメを押し、暫定ながら首位に立った。

 5戦連続での先発出場を果たした本田は、これで2戦連続ゴール。ネフチではチャンスメイクをこなすだけでなく、これまで以上にゴールへのこだわりを見せて前線に長く位置取る34歳は、気迫溢れるプレーでこぼれ球に飛び込み、ゴールネットを揺らした。

 試合後は自身のSNSで味方と喜びを分かち合う場面の写真を公開し、「サンキュー」と投稿。これに対し、ファンは「おめでとう」「ありがとう」「レジェンド」「サムライ」「シーズン後もチームを去らないで」といった祝福のコメントが多く寄せられている。

 現地メディアはネフチの大勝とともに、本田のアウェーマッチでの連続ゴールを報道。『REPORT.az』が「(他の3選手とともに)本田が“ゲスト”として名を馳せた」と報じれば、『SPORTiNFO』は「本田の次なるゴール、ネフチからの打破」と綴り、また他のメディアも文章での言及はないものの、本田の写真を掲載するところが非常に多かった。
  本田といえば、AFC(アジア・サッカー連盟)による、4月29日〜5月4日の「AFCインターナショナル・プレーヤー・オブ・ザ・ウィーク」(週間MVP)に、ソン・フンミン、サルダル・アズムン、メフメディ・タレミ、エルドル・ショムロドフ、ブラッド・スミス、伊東純也、三好康児、女子のチ・ソヨン、熊谷紗希とともにノミネートされている。

 公式サイトでは「(該当期間に行なわれた)ケシュラ戦で77分出場、1得点、パス54本、パス成功率95%。アゼルバイジャンで最初のゴールを決めた後、アジアのモダンな偉人のひとりがウィークリーリストに初登場。素晴らしい全体的なパフォーマンスをゴールで締めくくった」とノミネート理由が綴られているが、もちろんアゼルバイジャンでも、これは複数メディアによって報じられた。

 アゼルバイジャンの国内リーグは残り2節。ネフチは次節(14日)に3位のスムガイトとアウェーで対戦し、最終節(18日)にはカラバフをホームに迎える。ライバルとの直接対決が優勝決定戦となる可能性は十分にある。ゆえに連勝が至上命令となるが、ここで調子を上げてきた本田がいかなる役割を果たすのかが興味深い。

構成●THE DIGEST編集部