ついに決断が下された。現地時間5月11日、タンパベイ・レイズが、筒香嘉智をメジャー出場の前提となるロースター40人枠から外したのだ。

 2019年のオフ、横浜DeNAベイスターズからポスティングシステムを利用してレイズ入りを果たした筒香。2年総額1200万ドル(約13億2000万円)の契約最終年となった今季は、26試合に出場して打率.167、0本塁打、5打点と、開幕から極度の成績不振に陥っていた。

 シーズン途中での戦力外通告となったが、ルーキーイヤーの昨季も打率.197、8本塁打、24打点という成績に甘んじていた。主砲としての期待を裏切られた格好のレイズからすれば、当然の判断なのかもしれない。

 チームの補強を司るエリック・二アンダーGMは、「ヨシが入団してから誠実にトレーニングや練習に取り組んでいたことは皆が知っている。誰もこのような悲しい結果を望んではいなかった」と話したうえで、決断に至った経緯を明かしている。

「チームが前を向いて進んでいくには仕方がない判断だった。昨シーズンはコロナウイルスの影響で60試合しかなかったし、今シーズンも色々な不運や事情があって結果が出せなかったという面は十分に理解している。だが、ツツゴウよりも別の若い選手に活躍の場を与えるほうが良いと判断した」

【動画】剛腕コールから放った痛快打! 賛辞が相次いだ筒香のタイムリーヒットはこちら さらにGMは「彼には自分自身を見つめ直す時間がなかったんだと思うし、定期的にプレーする必要があった」と話し、次のように続ける。

「ヨシが良い部分を発揮するためには、精神面でのリセットが必要なのではないかと思う。それだけの時間や余裕がこのチームにはなかった。(戦力外を伝えた時)ヨシは大きく叫ばずに現実を受け入れていた。数日、今後のことを冷静に考えて、我々が望んでいる3Aでのやり直しか、それとも別の道を選ぶか。彼にとってベストな判断がなされると思う」

 今後は他球団へのトレードやウエーバー公示にかけられての移籍、マイナー降格などの可能性がある筒香。一部では日本球界への復帰も囁かれるが、はたして――。

構成●THE DIGEST編集部