F1第6戦アゼルバイジャンGPの決勝で、自己最高の7位入賞を果たし、開幕戦バーレーンGP以来のポイント獲得(6点)を達成したスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。チームやパワーユニット・サプライヤーのホンダ、3位表彰台の同僚ピエール・ガスリーから称賛を受けるも、自身は終盤のリスタートで順位を2つ落としたことを悔やみ、反省している。

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 しかし、第2戦エミリア・ロマーニャGP以降は苦戦が続いてきたルーキーが、フリー走行で復調の兆しを見せ、予選では初のQ3進出を果たし(Q2ではトップから0.029秒差の4番手!)、決勝でもグリッド順位の7位を守り切ったことは、世界に好印象を与えたようだ。

 予選終了時にはQ3でのクラッシュを厳しく報じた各国メディアも、21歳のルーキーの7位フィニッシュをポジティブに評価。英国スポーツ専門チャンネルの『Sky Sports』は「3月以来となるポイント獲得」と事実を報じるにとどまったが、同国の専門メディア『THE RACE』は、「リスタートで少し打ちのめされることとなったものの、彼のレースは非常に良かった。バクーでの結果は、今季ここまでのフラストレーションを払拭するのに大いに役立っただろう」と綴っている。

 スペインの『THEBESTF1.ES』は「バクーでネガティブなキャリアを終了」と題した記事で、「日本人ドライバーは素晴らしいパフォーマンスとペースを披露。ポジティブな結果にもかかわらず、より良い結果を得られなかったと失望したことが、彼にとってこの週末が充実したものだったことを表わしている」と報じ、フランスの『MotersportNEXTGEN-AUTO.com』は「レース序盤では緊張してエンジニアから注意を受けたが、以降はしっかりとしたレースを展開。レース後は“トップ5”を逃したことに不満を示した」と記した。
 
 オランダの『GRAND PRIX RADIO』は「波乱のレースでグリッド順位を守り切り、F1キャリア最高順位を獲得した」と伝え、『RN365』は「この2か月間は苦戦したが、初体験のアゼルバイジャンでのペースは非常に良かった。予選でのクラッシュは残念だったが、彼は翌日にその影響を引きずることなく、波乱のレースの中で安定したドライビングを披露」と評し、「バクーでの週末は、日本人ドライバーに大きな自信をもたらしたかもしれない」と今後にも期待を寄せている。

 最後にイタリアの『MOTORIONLINE』は「バクーでの初レースで、スタート順位を守り切った日本人ドライバーは、アルファタウリのマシン同様、週末を通して速かった」と報じるも、良いドライビングだっただけに、「リスタートでのポジションを維持するのに失敗して“わずか”6ポイントしか獲得できなかった」と厳しい評価も付け加えた。

 期待のルーキーとしての輝きを取り戻した感のある角田。各国メディアからも称賛された彼は、3週連続開催となる次のフランスGP、シュタイアーマルクGP、オーストリアGPでも結果を残し続け、飛躍のシーズンに結びつけることできるか。

構成●THE DIGEST編集部

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