F1第6戦のアゼルバイジャンGPで7位入賞を果たしたスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。開幕戦バーレーンGP以来のポイント獲得を成し遂げただけでなく、予選では初のQ3進出を果たすなど、多くの進歩を感じさせた。

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 各国のメディアからも、第2戦以降は苦戦を続けてきた21歳のルーキーから高評価を受けている。予選Q3でクラッシュを喫し、他のドライバーのアタックを妨害する形となった際には厳しい報じられ方をしたものだが、それを差し引いても、彼の週末はポジティブなものだったと判断されたようだ。

 スポーツ専門チャンネルの『Sky Sports』は10点満点中「7.5」の採点。寸評では「好調なチームメイト、ピエール・ガスリー(同GPでは3位表彰台)を上回ることはできないが、キャリア初のバクーのコースでQ3に到達し、激しいレースで7位という自身最高の結果を手にした。再スタート後にポジションを2つ落としたことで、自身は『フラストレーションが溜っている』と語ったが、角田は確実に進歩した」と綴っている。
  専門メディアでは、英国の『THE RACE』がほぼ及第点の「6.5」で、予選については「ラストアタックではブレーキが遅れてのクラッシュで台無しになったが、それでも良い仕事を果たした」、決勝は「不安な場面は幾つかあり、ガスリーほどのペースはなかったものの、必要としていた最高の週末を迎えた」と、それぞれを評した。

 オランダの『RN365』は「過去2か月、苦戦していた角田だが、バクーでは初の走行にもかかわらず、そのペースは非常に良かった。予選でのクラッシュはいただけないが、それが尾を引くことなく、決勝では混乱の中でも、落ち着いてレースをまとめた」と記述。「大きな自信を得ただろう」日本人に「7」を与えた。

 同じ採点となったのはスペインの『VAVEL』で、「“奇妙”なF1キャリアを歩んでいた角田が、この週末、再び彼は自分のリズムを見つけた。レースでは素早いドライビングでフェルナンド・アロンソを抜き去った」と称賛したが、再スタート後パフォーマンスについては「走りは良いものではなく、ノリスとアロンソ相手に簡単に順位を失い、スタート時の順位に戻ってしまった」と、物足りなさを示した。
  全体で5番目タイの「8」という高採点となったのは英国の『CRASH』で、「今季初のQ3進出を果たすなど、F1で最も充実した週末を過ごした。決勝でもミスはなく、良いオーバーテイクを見せた。再スタートではノリスとアロンソに負けたが、全体的には大きな進化を遂げた」と綴っている。
  最後に英国の『planetf1』は、「誰よりも良い週末を必要としていた角田はバクーで、完璧とは言えなかったものの、少なくとも正しい方向へ一歩を示した。マシンのポテンシャルとチームメイトとの順位の開きを考えると、最高の結果ではないが、まともな進歩を遂げたことは間違いない」として、採点は「7.5」とした。

 多くの各メディアが「進歩」という言葉を使ったが、これこそが現在の角田に最も求められるものであり、アルファタウリの首脳陣らから称賛されたのも当然だろう。彼は最後のポジションダウンで悔しさの方が先行しているようだが、次戦以降で自身をも満足させるドライビングと結果を示すことができるか要注目である。

構成●THE DIGEST編集部

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