ウエスタン・カンファレンス1回戦でデンバー・ナゲッツに2勝4敗で敗れたため、ここ5シーズンで4度目のファーストラウンド敗退を喫したポートランド・トレイルブレイザーズ。現体制の限界説が囁かれ、2012−13シーズンからチームの指揮を執っていたテリー・ストッツ・ヘッドコーチ(HC)は解任、そしてストッツHCと時を同じくしてブレイザーズに新人として入団し、チームの絶対的エースとなったデイミアン・リラードにも、トレードの噂が持ち上がっている。

 現状、リラードは自身のトレードの可能性について「ノーコメント」と沈黙を貫いているものの、『HoopsHype』によれば、移籍先の候補として挙がっているのがニューヨーク・ニックス、ロサンゼルス・クリッパーズ、マイアミ・ヒート、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ボストン・セルティックスで、オッズがそれぞれ+250、+275、+300、+400、+450。そしてもう1球団、今プレーオフではフェニックス・サンズの前に敗れ、1回戦で姿を消した昨季NBAチャンピオン、ロサンゼルス・レイカーズの名前も挙がっているという(オッズは+350)。

 今のところレイカーズ側に獲得を思わせる動きや噂はなく、ロースター状況的にも可能性はかなり低いが、チームの大黒柱レブロン・ジェームズは、リラードを相当高く評価しているようだ。まだクリーブランド・キャバリアーズに所属していた2018年、記者から「リラードは正しく評価されているか?」と質問されたレブロンは、次のように答えていた。
 「評価されていないね。だが、彼はその事実を上手く使っている。彼の考え方が好きなんだ。もしみんなに真のバスケットボール(マインド)があれば、彼を高く評価するはずだよ。けれど、真のバスケットボールマインドやゲームを理解し、正当な評価ができる人は少ない。だが俺は理解しているよ」

 そして、レブロンは笑いながら冗談めかしてこう続けた。

「デイミアン・リラードを(キャバリアーズに)くれ。彼がどれだけ評価されるべきか、見せてやるよ」

 それから3年の月日が経ち、レブロンの力を借りずとも、リラードはリーグのスーパースターとしての地位を確立した。しかしその一方で、プレーオフで勝利という結果を残せていないことから、まだ真に評価されているとは言い難いのも事実。来季もしレブロンと組んで、自身初のNBA制覇を果たすようなことがあれば、4年越しで“キング”の発言が現実のものとなるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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