所属クラブもギリギリの選択を迫られたようだ。

 現地6月24日、韓国主要メディアである『朝鮮日報』紙や『中央日報』紙などが一斉に報じたのが、悪質いじめ騒動で揺れるバレーボール双子姉妹についての最新動向だ。イ・ジェヨンとイ・ダヨンのふたりが所属する興国生命ピンクスパイダースのトップが、新シーズンに向けて姉妹を選手登録する予定だと。明らかにしたのである。
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 火曜日に行なわれた韓国バレーボール連盟の理事会で、興国生命のキム・ヨイル団長は6月30日の選手登録期限を目前に控え、2選手の登録を完了させると報告したという。加えて、イ・ダヨンにはギリシャの強豪PAOKからの獲得オファーが届いているとの報道があったが、これについても登録後に、移籍成立を後押していく旨を伝えた。

 今年2月10日、アイドル級の人気を誇っていた双子姉妹をビッグスキャンダルが襲う。中学時代のチームメイトがふたりから当時に受けた凄惨ないじめ行為をコミュニティサイト上に暴露したのだ。暴言や恫喝は日常茶飯事で、言うことを聞かないと殴打されただけでなく、ナイフで脅されたこともあったという。加害者は姉妹を含む数名だったようで、被害を受けたチームメイトは最低でも4名いると実名で告発した。

 姉妹はすぐさまその事実を認め、クラブ公式HPやSNSを通して謝罪文を発表。「直接会って謝りたい」「後悔している」「本当に申し訳なかった」など真摯に想いを伝えたが、一度火がついた韓国の世論は収まらず、バッシングは過熱するばかりだった。やがて興国生命は姉妹に「無期限の出場停止」処分を下し、韓国バレーボール連盟は「代表チームからの追放」を決断。この時点で事実上、姉妹の東京五輪出場への夢は断たれた。
  その後は謝罪文を掲載したSNSのアカウントを削除し、ずっと沈黙を貫いていた姉妹。だが4月6日、テレビ局の電話取材に応じて、告発者を逆告発する決意を固めたと語って周囲を仰天させる。あらためて謝罪の意を示すなか、「実際には起こっていないものまで含まれていて、そこから生じるダメージがとても大きいと感じている。誤解を正すために、訴訟を検討している」と言い切ったのである。ふたたび激しい非難に晒されたのは想像に難くない。

 そして6月中旬、イ・ダヨンの移籍話が浮上する。韓国Vリーグは2021―22シーズンに向けた選手の登録期限を6月30日に設定しており、それまでに登録されなければ、姉妹はフリーの身となってしまう。そこに狙いを定めたのはPAOKだけでないだろう。移籍金ゼロで実力が折り紙付きのタレントを獲得できるのだ。彼女たちに声がかかるのは当然の成り行きだった。 はたして興国生命は彼女たちを選手登録するのか否か。賛否両論が渦巻くなど、バレーボール界では一大関心事だったという。そしてキム団長はついに「登録」を決断した。『朝鮮日報』紙は次のような見解を示している。

「クラブ関係者によると、興国生命はなんとかして今回の騒動を終息させようと躍起になっている。なにも手を打たなければ姉妹を引き抜かれる可能性もあるわけで、ほかに選択肢はなかっただろう。ただ、登録したからといって即復帰とはならない。単にプレーする資格が与えられただけで、シーズン中にいつ復帰するかが決まったわけではないのだ」

 とはいえ、今後は告発者との訴訟も控えているだけに、韓国の世論は穏やかではない。メディアは「無期限の出場停止は“いつでも戻ってきていい”って意味だったの? 冗談でも酷すぎるわ」や「ちゃんと(被害者に)謝ってもいないのに時期尚早」「え? たった4か月で解除? あり得ない!」など、こぞって厳しい意見を紹介している。
  選手登録するというだけで、これだけの反発を食らってしまうのだ。やはり韓国世論は「4か月」は短いと捉えており、禊(みそぎ)は済んでいないと見ている。どうにもVリーグ復帰や海外移籍がすんなり進むとは考えられない。まだまだひと波乱もふた波乱もありそうな気配だ。

構成●THE DIGEST編集部

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