後半戦に入ってから続いている大谷翔平の不振。そこから脱却させるべく、ロサンゼルス・エンジェルスのジョー・マッドン監督が動いた。

 現地時間7月23日に行なわれたミネソタ・ツインズとの一戦で、マッドンは41試合ぶりに大谷をスタメンから外し、休養を与えたのだ。

 この試合前まで大谷はオールスター明けの6試合で打率が.167と低迷。さらに27打席で14三振と「スランプに陥っていた」(米放送局『CBS』)。7月18日のシアトル・マリナーズ戦で34号ホームランを放ち、いまだメジャーのホームラン王争いでトップに立ってはいるものの、空振り率51.9%とボール球にも不用意に手を出すシーンが目立ち、好調時の打撃が見られていなかった。

 そんな現状を受け、大谷のベンチ行きを決断した指揮官は、試合前の会見で「シアトルとオークランドは、我々に対して非常にいいピッチングをする。特に、左打者に対しては、かなり強い。私はそれが苦戦した理由だと思う。休養をショウヘイは望んでいなかったが、私の判断でそうした」と明かしている。

「私は彼にとっての休養の大切さを認識していきたい。月曜日(現地時間)には、投げる予定だから理にかなっていると思う」
  一部メディアでは、ホームラン・ダービーを含めるオールスター出場による疲労が影響しているのではないかとも報じられている。だが、前日の会見においてマッドンは「言うのは簡単だが、本当にそうだとは思わない」と一蹴。自らの経験に基づく持論を展開した。

「ジェレミー(リード打撃コーチ)は、打席でのアプローチは早いというよりもむしろ遅いと言っていた。つまりは単にボール球を振っているということだと思う。以前は打席で非常に我慢強く、四球でも納得できていた。ストライクゾーンをきっちり整理できれば、再びもっと四球が増えるだろうね。今のショウヘイは始動が少し遅く、ボール球を追い掛けてスウィングしてしまっている。いかに、ここを抜け出さるかがポイントだ。彼だって年中パーフェクトなわけじゃないんだ」

 はたして、指揮官の与えた休養は“悩める”サムライに何をもたらすのか。明日以降のパフォーマンスに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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